片桐仁、粘土アート個展「ギリ展」初の海外開催を発表 6月に台北で

スポーツ報知
片桐仁

 タレントの片桐仁(45)が、不条理アート粘土作品展「ギリ展」を初めて海外開催することになり7日、都内で会見した。6月7~30日に台北の華山Laugh&PeaceFactoryで開催する。「これまでの『ギリ展』では僕のことを知らない老若男女にも楽しんでいただけたので、これを世界でもやりたいなと思っていた。欧米、米国にも行けると思う」と今回を足がかりに、将来的な展望を語った。

 鯛やカレイの形をした携帯カバー「鯛Phone5」や「カレイPhone 6 plus」を代表作に、数々の個性あふれる作品を生み出してきた。嵐・松本潤が主演したTBS系ドラマ「99・9―刑事専門弁護士―」(16、18年)では、劇中で自ら「カレイ―」を小道具に使ったことで話題も呼んだ。多摩美術大卒で、1999年に隔月刊誌「ヤングマガジン・アッパーズ」の連載をきっかけに制作を始め、20周年を機に初めて海外進出する。

 国内では、15年から全国18か所のイオンモールで「ギリ展」を開催。海外での反響にも「家族旅行で南アフリカに行ったとき(携帯を見た)警備員に『それ、何だ?』と。『イッツ、マイ、フォン!』と見せたら大笑いしてくれた」と手応えは十分。「便利なものを使いづらくする」という独自の発想で取り組む「不条理アート」は「世界で僕だけ」と胸を張る。

 台北開催は入場無料するにあたり、この日から600万円を目標金額にクラウドファンディング(https://camp‐fire.jp/projects/view/127597)で開催資金を募る。支援者には、作品レプリカを「リターン品」として贈るという。将来的に仏パリのルーブル美術館での開催についても「視野にいれています。日本の美術館は青森でしかできていないけど、イメージできています」と威勢良く語った。

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