日テレ、原田知世＆田中圭ドラマの半年間放送は「リスクはあるが『３年Ａ組』の成功が勇気をくれた」

　日本テレビの４月番組改編説明会が１４日、東京・汐留の本社で行われた。

　企画・原案が秋元康氏。原田知世（５１）と田中圭（３４）がＷ主演するドラマ「あなたの番です」（日曜・後１０時半）が同局史上２５年ぶりに２クール連続で放送されることについて、鈴間広枝プロデューサーは「原田さんと田中さん演じる夫婦が引っ越してきたマンションで交換殺人に巻き込まれていくミステリーです。ささいなきっかけから、そこにいる１３人全員の住人が一人、また一人と殺されていく物語です。海外ドラマのように来週、どうなっちゃうか早く見たいと思わせる作品にしたい」と話した。

　その上で「半年間（の放送）は長いですが、面白い物を作ってやろうぜと、スタッフ、キャストは燃えています」と続けた。

　ここまでの２クール「今日から俺は」「３年Ａ組―」とティーン層に人気を呼ぶ形でヒットを飛ばしてきた、この枠で新たにマンションを舞台にしたミステリーを据えることについて、岡部智洋編成部長は「話題性、中毒性のあるドラマ作りを目指した枠で、ここ２クールはティーン層に刺さって好評を呼んできました。今回はティーンの気持ちをつかんでいらっしゃる秋元さんの企画ということで信頼しています」とした。

　また、半年間の放送ということでテレビ朝日系「相棒」など一話完結形式のドラマが人気の中、「途中で視聴者が脱落する危惧はないか」と聞かれると、「編成上のリスクはあります」と答えた上で「カメラ、衣装までスタッフ一丸となって、きちんと作品を作れば、１話完結形式でなくても、しっかりやっていけると『３年Ａ組』の成功が勇気をくれました。今回も制作陣に全幅の信頼を置いております」と自信を見せた。