白石聖にイケメン渋滞中!次々求愛受け「こんな経験、今度絶対ない」…21日公開「PRINCE OF LEGEND」 

スポーツ報知
映画公開を機に大ブレイクが期待される白石聖(カメラ・橘田 あかり)

 女優の白石聖(20)がヒロインを務める映画「PRINCE OF LEGEND」(守屋健太郎監督)が21日に公開される。GENERATIONSの片寄涼太(24)、佐野玲於(23)ら、EXILEを擁する芸能事務所「LDH」所属のイケメンが多く出演する中、紅一点で存在感を放つ。2016年6月のデビューから2年9か月。大役抜てきに「この作品で同年代の女性にも知ってもらえたら」と期待を寄せた。(土屋 孝裕)

 「PRINCE OF LEGEND」は昨年10月期に日本テレビ系で放送されたドラマの劇場版。ドラマで登場したセレブ王子(片寄)、ヤンキー王子兄弟(鈴木伸之、川村壱馬)、生徒会長王子(佐野)、ダンス王子(吉野北人)らが、白石演じるヒロインを争奪する「伝説の王子選手権」に挑む。キャッチコピーは「王子が大渋滞!」。王子たちが女性ファンの目が[ハート]になる甘~いシーンを、これでもかとばかりに連発する、少女漫画タッチのコメディーだ。白石は次々と王子から求愛を受ける。

 「こんな経験、今後絶対ないですよね。だって王子が渋滞するんですよ(笑い)。あり得ないことを大真面目にやっているからこそ、非現実的でも面白く見られるんだと思います」

 ヒロイン・成瀬果音は母を亡くして以来、天涯孤独で、バイトを掛け持ちし、古アパートで超貧乏生活を送る苦学生。時に王子たちの要求を毅然(きぜん)とはねつける強さも持つ。

 「これだけコミカルなのは初めてで、アニメっぽいというか、2・5次元というか、お芝居を大きくしなきゃいけなくて。王子が14人もいるので、それぞれに対する態度を少しずつ変えていかないといけないのも大変でした」

 LDHの若手メンバーが集結するとあって、観客の多くを占めるであろう女性ファンの存在も少なからず意識した。

 「炎上は本当に怖いので、反感を買わないようにというか…。変に出しゃばらないで、王子たちが魅力的に、かわいく見えるように、というのは意識してました。変にこびるキャラクターではないので、お客さんが自分と重ねて見られるように考えました」

 先日、カレンダー発売を記念し、都内で初めてファンと触れあうイベントを開催した。想像以上にドラマを見た女性ファンが駆けつけ驚いた。

 「撮影から1年がたちますが、多くの人に知ってもらえることになった作品なんだなと実感できてうれしかったです。映画も含めて自分と近い世代の方に知ってもらえる、とてもいいチャンスだと思ってます」

 高2の夏休みに東京・原宿の竹下通りでスカウトされたのを機に芸能界入り。2016年6月に女優デビューしてもうすぐ3年になる。この1年で連ドラやCM出演も増え、人気、知名度は確実に上昇している。

 「あっという間でした。とにかく時間がたつのが早い。まさか、王子が大渋滞する映画に出てるなんて、思ってもみなかった。この映画のパンフレットをデビュー当時の私に見せてあげたい」

 清楚(せいそ)なルックスも相まって、おとなしく真面目な役が多いが「もちろん明るい子や、ヤンキーみたいな役も演じてみたい。もともとは声優をやりたかったので、機会があれば挑戦したいです」。まだまだ目標は広がっていく。

 ◆「絶対正義」山口紗弥加から刺激

 白石はフジテレビ系ドラマ「絶対正義」(土曜・後11時40分)で、山口紗弥加(39)が演じる主人公の高校時代を演じ「美少女だけど怖い」と、怪演ぶりが話題を呼んでいる。9日に放送された第6話からは山口の娘役で再登場。終盤のキーパーソンの役割を担っている。「強烈なキャラクターで、すごく楽しかったです。山口さんたちの演技も勉強になりました」と刺激を受けていた。

 ◆「PRINCE OF LEGEND」 セレブ中のセレブが集う名門・聖ブリリアント学園では、3年に1度「伝説の王子選手権」が開催され、優勝した者だけが「伝説の王子」として認められる。王子たちの憧れ・成瀬果音の「伝説の王子になった人と、お付き合いしようかな―」という一言をきっかけに、14人の王子が集結。「3代目伝説の王子」の座を懸けたバトルの火蓋が切られる。

 ◆白石 聖(しらいし・せい)1998年8月10日、神奈川県生まれ。20歳。16年6月、テレビ朝日系「AKBラブナイト 恋工場」で女優デビュー。17年「きょうのキラ君」で映画初出演。昨年は日テレ系「Missデビル」などに出演。文化放送「白石聖のわたくしごとですが…」(火曜・後11時30分)にレギュラー出演するほか、BSスカパーの連ドラ「I”s」が放送中。身長158センチ、血液型A。

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