霜降り明星の粗品、芸人引退の危機を初激白「あの借金がなかったら、今の僕はない」

スポーツ報知
芸人引退の危機を激白した、霜降り明星の粗品(C)TBS

 お笑いコンビ・霜降り明星の粗品(26)が、26日放送のTBS系「借金、チャラにします。」(後11時56分)に出演し、恩人からの借金がなければ芸人を辞めていたという衝撃的な過去を激白することになった。

 同番組は借金をしている芸能人や一般人の返済に密着し、借金した経緯や思いに迫るドキュメント的要素も持つ異色のバラエティー。

 粗品は、ひとり芸ナンバーワンを決める「R-1ぐらんぷり2019」で史上最年少王者に輝き、漫才頂上決戦「M-1グランプリ2018」に続いて史上初の2冠を獲得。順風満帆な芸人人生を歩んでいると思えるが、自身がターニングポイントだったと語る「THE MANZAI 2014」で決勝進出を果たせなかったショックから、一時は引退を決意していたという。

 デビューから2年間はピン芸人として活動していた粗品。賞レースでは上位入りし、関西の登竜門といわれる「オールザッツ漫才」では史上最年少優勝。“突如現れた天才”という異名がつくほどのエリートだった。

 当時は、芸人仲間とはめったに遊ばなかったという粗品だが、一部の後輩芸人と、のちに恩人となる一人の先輩芸人にだけは心を開いていたという。その恩人は、霜降り明星結成にも大きく関係しており、ピン芸人としてブレイク間近の粗品に対し周囲がコンビ結成を否定する中、彼だけは大賛成だった。

 その恩人の言葉通り、霜降り明星は関西漫才界で頭角を現すようになる。だが、結成2年目で挑戦した「THE MANZAI 2014」で準決勝敗退。このコンテストの為に生活費を稼ぐアルバイトをストップしてお笑いに集中していたが、その代償は引退を決意させただけでなく粗品の生活も苦しめた。

 そんな粗品の姿に恩人は、引退を引き止める励ましの言葉と生活費20万円を手渡した。粗品が「あの借金がなかったら、今の僕はない」と語るように、恩人のために頑張ろうと奮起し、霜降り明星は大ブレイク。しかし、あの時に借りた20万円の返済はおろか、感謝の気持ちも伝えきれていないという。

 番組では、粗品が恩人に借金を返済する模様に完全密着。そこで語られる感謝の思いとは。さらに、芸人としての収入は皆無だった恩人が、20万円もの大金を用意できた謎が明らかになる。

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