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よしお兄さん、りさお姉さん卒業に「嵐の活動休止と同じくらいショック」の“ロス”現象

2019年2月19日15時0分  スポーツ報知
  • 出演者交代発表会に登壇した(左から)秋元杏月、福尾誠、上原りさ、小林よしひさ
  • 笑顔で「ブンバ・ボーン」のリクエストに応じたよしお兄さん

 NHKは18日、都内で、Eテレ「おかあさんといっしょ」(月~土曜、前8時)の出演者交代発表会見を行った。

 歴代最長の14年間番組で親しまれてきた第11代「体操のお兄さん」小林よしひさ、7年間に渡って身体表現コーナーなどを務めた「パント!のお姉さん」上原りさが3月いっぱいで卒業。4月から登場の第12代体操のお兄さん・福尾誠と初代体操のお姉さん・秋元杏月(あづき)4人がそろってあいさつした。

 よしお兄さん、りさお姉さんの卒業発表直後から、SNSなどで「お疲れさまでした」「いつも元気で明るいお2人が大好きでした」とのねぎらいのメッセージが投稿された。一方で、早くも「さみしい」「よしお兄さん、りさお姉さんロス」「嵐の活動休止と同じくらいショック」「同時に卒業か…」など喪失感の声が相次いでいる。卒業まで約1か月半を残すものの視聴者のショックは大きい。

 第20代「うたのお姉さん」たくみおねえさん(16年3月卒業)、第11代「うたのお兄さん」だいすけお兄さん(17年3月卒業)の卒業時にも“ロス”が話題となった。記者も小学生と幼稚園児の親で、7年ほど番組にお世話になってきた。

 1日2回(前8時、後4時20分)の放送中は、子どもはテレビにくぎ付けとなり、わずかな時間だが親は「ホッと」できる時間になる。月曜から金曜まで週間に10回、プラス土曜(コンサートなど)の放送も含めれば、月に40回以上。年間では500回近く番組を見ていることにもなる。家からなかなか出られない時など、お兄さん、お姉さんに“会い”その笑顔に癒やされる時間は貴重。ママ、パパにとって「おかあさんといっしょ」は切っても切れない存在だ。それだけに、卒業発表で“ロス”となる。

 同番組は、1959年10月スタートの長寿番組。これまで約50人のお兄さん、お姉さんが誕生と卒業を繰り返し、今年60周年の節目となる。よしお兄さん、りさお姉さんは卒業会見で「やりきれた。ほっとした」と素直な気持ちを吐露。「本当に健康の維持が大変だった。皆さん一緒だと思うんですけど、替えのきかない職業で…」とよしお兄さんは話した。

 りさお姉さんも「声が出ない時があった。出ない中でいつものポジション(声量)まで声を出すのが大変だった」と舞台裏を明かし、共演した子どもたち、スタッフら周囲への感謝の言葉に加え、「新しい世代にバトンを渡せたことがうれしい」と語った。

 発表会見の後、帰宅してお兄さんとお姉さんの卒業の話題を子どもにしてみると「へえー、誰?」の返答。子どもにはそれほどこだわりがないようで、“ロス”と騒いでいるのは親の方だけかとしんみりした。よしお兄さん、りさお姉さん、お疲れさまでした、最後の出演日を楽しみ待っています。

 余談になるが、今回の出演者発表会見で「初代・体操のお姉さん」のフレーズに疑問を感じた記者は、担当者に「これまでの体操のお姉さんは?」と質問した。卒業するりさお姉さんを含め、これまでは「身体表現のお姉さん」が正式名称だったことを初めて知った。新たな歴史がスタートする「体操のお姉さん」も楽しみだ。(記者コラム)

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