元柔道全日本強化選手・東陽子が愛する息子に見せたプロ初勝利!

スポーツ報知
東陽子(左)と直DATE

◆PANCRASE 297 ▽女子バンタム級3分3回 〇東陽子(判定3―0)直DATE●(1日・東京、スタジオコースト)

 東陽子(32)=和術慧舟會 AKZA=がプロ2戦目で初勝利を飾った。

 東は柔道で2002年全国高校選手権優勝、03年フランスジュニア国際大会3位などの実績を持ち、日体大柔道部時代は全日本強化選手にも選ばれた実力者。選手引退後は柔道コーチなどをしていたが、MMA(総合格闘技)転向を決意して、昨年にアマチュア修斗全国大会に出場し優勝。プロ初戦となった同12月10日の「PANCRASE 292」では韓国人選手に腕十字固めで一本負けを喫していたが、この日はプロレスラーとしても活躍する直DATE(20)=Team DATE=を相手にプロ初勝利を飾った。

 試合は、直DATEの重い蹴りや得意の打撃に、ひるむことなく寝技をしかけていった東が、終始試合を有利に操り3―0(30―28、30―28、30―28)の判定で勝利。応援に駆けつけた長男の来週の誕生日にも花を添えた。

 試合後の勝利者インタビューに応じた東は「どの選手と対戦してもプレッシャーは変わらないかな」と強気。「これからはアメリカもに進出したいです」と希望し、「まだまだ練習することは多いけど、息子とアメリカに行って試合を見せたいです」と母の顔を見せた。

 一方、格闘家からプロレスラーとしてデビューし、再び格闘家としてケージに立った直DATEは「自分の力が全然出せなかったので悔しいです。今までの自分がいかにダメだったのかが分かったので、とにかく練習あるのみです」と反省した。(松岡 岳大)

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