ダニエル・コーミエがヘビー級奪取でUFC2階級制覇…ブロック・レスナーと対戦へ

◆UFC226 ▽ヘビー級タイトルマッチ(5分5回戦) 〇ダニエル・コーミエ(1回4分33秒 KO)スティペ・ミオシッチ●(7日、ネバダ州ラスベガスT‐Mobileアリーナ)
「UFC226」が7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスのT‐Mobileアリーナで行われ、メインイベントでライトヘビー級王者のダニエル・コーミエ(39)=米国、20勝1敗1ノーコンテスト=が、ヘビー級王者のスティペ・ミオシッチ(35)=米国、18勝2敗=に挑み、KOで勝利し、史上3人目となる2階級同時制覇を達成した。
積極的に仕掛けてきたミオシッチにケージ際に追い込まれたコーミエだが、要所で打撃を繰り出し、ミオシッチのコンビネーションに対して、連打で有効打を奪っていく。クリンチでミオシッチの動きを封じにいったコーミエがオーバーハンドライトを相手のアゴ付近にクリーンヒットさせ、背中からダウン。追い打ちのパウンドを浴びせたところにレフェリーが割って入り、コーミエのKO勝利となった。
試合後、「長い付き合い」だという元UFCヘビー級王者でWWEユニバーサル王者のブロック・レスナー(40)をオクタゴンに呼び入れて対戦を要求したコーミエに対し、レスナーは「受けて立つ」とコーミエを突き倒した。
ダニエル・コーミエ「ずっとヘビー級で戦っていたし、自分にできることを知る前に階級を離れた。今は答えが分かる。俺が新王者だ! 研究してみたら、スティペはクリンチになると手が下がって後退することが分かったから、そこに取り組んできた。キャンプの間、ずっとトレーニングパートナーをノックアウトすることに集中したし、今日はオクタゴンでそれができた。39歳、何度も2番にはなってきたけど、今日はやりたかったことをすべてやれた。長い付き合いのヤツがいる。一度も彼と戦うなんて考えたこともなかった。あいつもレスラーでオールアメリカン。ブロック・レスナーよ、俺にかかってこい。あとで葬ってやるからな!」