真壁刀義、ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ下しＧ１白星発進「もう２２年目だけど、新しい歴史をつくってやるよ」

◆新日本プロレス「Ｇ１クライマックス２８」大会（１４日、東京・大田区総合体育館）　▽Ａブロック公式戦３０分１本勝負　〇真壁刀義＝勝ち点２（１１分０５秒　キングコングニードロップ→片エビ固め）ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ●＝勝ち点０

　４５歳と鈴木みのる（５０）に次ぐ高齢出場となった真壁刀義がＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ（３６）に辛勝した。

　試合開始からＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩのシットダウン式パイルドライバー、バタフライロックなど、畳みかける攻撃に防戦一方だった真壁だったが、最後は逆転。雪崩式バックドロップからの必殺のキングコングニードロップで健闘した相手を葬って見せた。

　試合後も“真壁節”は全開。「あんなの通用しねえよ。バカヤロー」とまずはＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩを罵倒した後、「でも、強くなったな。強くなったよ。入った頃は俺の草履持ちだったのによ」と優しさもチラリ。

　「でもよ。俺に強くなったなと言われるってことは、俺はまだまだ余裕ってことだよ。新日本プロレスはそんなに甘い世界じゃないんだよ」とほえた後、「俺もキャリア２２年の年寄りで、もう４６だよ。でもよ。まず、このＧ１で能書きばっかりたれているヤツらをよ、全員、倒してやるよ。俺が優勝した０９年か。もう、誰も覚えてねええからよ。新しい歴史をつくってやるよ」と目をギラリと光らせた。（中村　健吾）