内藤哲也、昨年決勝の再現は黒星!無言で引き上げる

スポーツ報知
ケニー・オメガ(右)を攻め込む内藤哲也(カメラ・相川 和寛)

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会(15日、東京・大田区総合体育館) ▽Bブロック公式戦30分1本勝負 〇ケニー・オメガ(23分19秒 片翼の天使→片エビ固め)内藤哲也●

 昨年の覇者・内藤哲也(36)がIWGPヘビー級王者、ケニー・オメガ(34)に敗れ、初戦黒星となった。

 昨年決勝の再現となった一戦。場外のオメガにツバを吐き、トランキーロポーズを決めるなど、いつものペースで試合をスタートさせた内藤だったが、徐々に鉄柵越えのプランチャーなど大技を繰り出すオメガの前に防戦一方に。

 20分過ぎにグロリアからの延髄斬り、ランニング式のデスティーノなど反撃を見せたが、最後はVトリガーを顔面に食らい、必殺の片翼の天使で屈辱の3カウントを聞いた。

 試合後も若手に両肩を抱かれ、無言でリングを後にした内藤の背中にオメガはリング上から「進化していない内藤さんが残念ですね」とチクリ。流暢な日本語でのマイクアピールが満員の場内に寂しく響いた。(中村 健吾)

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