“ベストバウトマシーン”ケニー・オメガ、内藤との熱戦制すも「もっと進化してください」

スポーツ報知
内藤哲也(手前)を持ち上げるケニー・オメガ(カメラ・相川 和寛)

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会 ▽Bブロック公式戦 〇ケニー・オメガ(23分19秒 片翼の天使→片エビ固め)内藤哲也●(15日、東京・大田区総合体育館 満員3826人)

 現IWGPヘビー級王者、ケニー・オメガ(34)と内藤哲也(36)の激突は、ベルトをかけた防衛戦のような大熱戦となった。

 鉄柵超えのプランチャや、コーナーポストに倒れ込む内藤の後頭部に向けて得意技・Vトリガーをたたき込むなど攻勢だったオメガ。内藤も得意の空中戦や必殺技・デスティーノで追い込むも自力で勝るオメガに苦渋をなめた。

 最後は23分過ぎ、オメガがVトリガーからの片翼の天使を見せ、3カウントを奪った。

 熱戦を制したオメガは試合後のリング上で、「内藤さんの偉そうなキャラクターは、もう飽きてきたんじゃないですか」とファンにマイクアピールした。

 オメガはバックステージでも、「内藤さんは3年前から偉そうなキャラクターで、みんな、もう飽きてきたんじゃないですか。目を覚ましてください。ガイジンさんも飽きちゃって、日本のファンもすごい飽きちゃってる」とほえた。

 「内藤さんと試合をするのは好きですけど、だから決勝戦で戦うために進化してください。もっと強い内藤さんと試合したいですよ。G1はまだ残っているから、全部の試合を防衛戦のように思っているから楽しみにしていてください」と訴えた。

 さらに英語で「内藤、お前は最高だよ。お前と一緒に夜を過ごすのを俺は大好きなんだ。G1を見ているみんなに一つだけ教えてやろう。Bブロックで行われた試合は全てが最高だったと思う。みんながどの試合を一番と思うかは自由だけど、ベストバウトマシーンとしてこれからもいい試合を繰り広げる。俺はガイジン選手2回目の、G1とIWGPの2つを獲った選手になる。レッスルキングダムの相手は俺が選ぶ」と言い切った。(松岡 岳大)

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