前田日明氏、75歳で亡くなったマサ斎藤さんへ「マサさんみたいな快男児がいなくなって悲しい」

2018年7月20日16時58分  スポーツ報知
  • FFCのゾフコ代表(左)と握手する前田日明氏

 元プロレスラーの前田日明氏(59)が20日、都内で日米のマットでトップレスラーとして活躍し14日に75歳で亡くなったマサ斎藤さんを偲んだ。

 前田氏とマサさんは、80年代の新日本プロレスで対戦した。大先輩のマサさんに前田氏は、必殺の蹴りを叩きこんだが「何ともなかったよね」と頑丈な肉体に驚がくしたことを振り返った。

 マサさんは、1984年4月に米国で仲間のレスラー、ケン・パテラと共に警官に暴行し有罪判決を受け、85年6月から1年半の刑務所生活を送った。「出て来た時、ケン・パテラは体がガリガリになって出てきたけどマサさんは刑務所の中でトレーニングして体キープしていた」と振り返った。さらに日本では、来日中のNFLの選手から侮辱的な言葉を投げかけられ「選手をボコボコにして2人試合出られなくした」との秘話も披露、さらに「リング内でも日本人ってバカにされてボコボコにした」と数々の豪快伝説を懐かしそうに明かしていた。

 さらに84年4月に旗揚げしたUWFに移籍した当時、社長の故浦田昇氏が学生時代にマサさんと同時代にレスリングで活躍していたため、親交がありUWFの事務所を訪ねてきたことがあったという。「その時にマサさんが、このごろウエイトが上がるようになったって言って脱いでね。体を10キロか15キロ筋肉で増やしていた。だけど男性ホルモンが多いからカッパはげみたいになったよって笑っていた」という。こうした破天荒な逸話を持つマサさんだが前田氏は「人間として荒っぽい逸話が多いんですけど、敵がいない。みんな慕っている」とマサさんの人柄を讃えていた。

 最後に会話したのが「3、4年前に奥さんを通じて電話してこられた。その時に“マサさん頑張ってください”って話したのが最後でした」神妙な表情を浮かべた。その上で「マサさんみたいな快男児っていうか日本男児はまた事あるときにこの国に生まれ落ちるんです。ただ、このごろ、自分が知る快男児みたいな人たちがどんどん寿命迎えられているから悲しいですよね。逆に、後に続く快男児がいなくなっているから心配だなっていうのはあるんですけど、あの世でマサさんたちが見守ってくれて心配だなと思ったら生まれ落ちるでしょう」と悼んだ前田氏。21日に神奈川・川崎市とどろきアリーナで行う自身がプロデュースする格闘技大会「THE OUTSIDER」のリング上で追悼の10カウントゴングを鳴らすことを明かしていた。

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