前田日明氏、長州力への顔面蹴撃事件後にマサ斎藤さんからかけられた言葉明かす

スポーツ報知
マサ斎藤さんの棺を運ぶ長州力、佐々木健介、坂口征二氏、蝶野正洋、前田日明

 今月14日にパーキンソン病のため75歳で亡くなったプロレスラー、マサ斎藤(本名・斎藤昌典)さんの告別式が22日、東京都港区の梅窓院でしめやかに営まれた。

 告別式には、坂口征二氏(76)、長州力(66)、キラーカン氏(71)、北沢幹之氏(76)、前田日明氏(59)、蝶野正洋(54)、佐々木健介(51)と北斗晶(51)夫妻、小島聡(47)、西村修氏(46)らが参列した。司会をフリーアナウンサーの徳光和夫さん(77)が務めた。

 前田氏は、新日本プロレスを解雇されたことにつながる1987年11月19日、後楽園ホールでの長州力の顔面を蹴った事件後にマサさんからかけられた言葉を明かした。試合は前田、木戸修、高田延彦組対長州力、マサ斎藤、ヒロ斉藤組で長州が木戸へサソリ固めに入った時に前田が背後から顔面を蹴り、長州の顔面が腫れ上がり、試合は大混乱に陥った。

 「新日本で吉田さん(長州の本名)の顔を蹴った時もタッグマッチでマサさんもいたんですよ。試合が収拾つかなくなって、マサさんと高田かなんかが試合をまとめたんですよね。その後、どっかでマサさんと会って、ちらっと謝ったら、“謝ることじゃないよ。リング上だからいろんなことあるよ”って何も言われなかったんですよ。“元気があるのはいいことだよ”とも言われました」

 マサさんの出棺時は、追悼のテンカウントゴングが捧げられ、徳光さんが「マサ斎藤!」とラストコール。入場テーマ曲「ザ・ファイト」が流れるなか、坂口氏、前田氏、カン氏、北沢氏、長州、武藤、蝶野、佐々木、西村といったかつて新日本プロレスに所属したレジェンドらが棺を運びマサさんを見送った。

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