【RIZIN】浅倉カンナがRENAのリベンジ砕き2連勝…恋人・天心も拍手

スポーツ報知
RENA(左)に2連勝した浅倉カンナ(C)RIZIN FF

◆「RIZIN.11」 ▽女子MMAルール(49・0キロ) 〇浅倉カンナ(判定3―0)RENA●(29日・さいたまスーパーアリーナ)

 メインイベントで、女子スーパーアトム級GP王者の浅倉カンナ(20)=パラエストラ松戸=と“ツヨカワクイーン”RENA(27)=シーザージム=のリマッチが行われ、昨年大晦日と同じく、浅倉カンナが連勝で女王の座を不動のものにした。

 RENAは黒いコスチュームに蝶野正洋のテーマ曲を入場冒頭にアレンジするなどヒールになり切ってリングイン。カンナはピンクのコスチュームで得意のタックルでRENAの腕、足と関節を攻める。RENAは、組まれても肘やかかとをカンナにたたき込み、腕を伸ばされそうになるとパワーボムのようにたたきつけて関節地獄から逃れた。それでもカンナはRENAの蹴りにひるまずに試合を優位に進め、判定に持ち込んだ。

 カンナは「自分が強くなるスピードよりもRENAさんが強くなるスピードが速くて。やりづらかったんですけど、RENAさんは憧れの選手なんですけど、超えなきゃいけない選手なので、もっと強い選手とやらないといけないので」と涙ながらにマイクアピールした。交際中の“神童”那須川天心(19)=TARGET=も拍手を送っていた。

 昨年大晦日の女子スーパーアトム級トーナメント決勝では、準決勝をRIZINで初の一本勝ちで勝ち上がった浅倉は、優勝候補のRENAをチョークスリーパーで絞め落とし、初代女王に輝いた。5月6日の「RIZIN.10」(マリンメッセ福岡)で、浅倉がメリッサ・カラジャニス(30)=カナダ=に判定勝利を収めたると、RENAがリングに上がり「ワンマッチとして、浅倉カンナ選手とリマッチを実現させてください。7月29日どうですか? 死にものぐるいで浅倉カンナを潰しに行きます。よろしくお願いします」と宣戦布告。これに、浅倉サイドが「実績を作ってから」と要求し、RENAは今月6日の「SHOOT BOXING Girls S―cup」(東京ドームシティホール)でエレイン“パンテラ”リアル(29)=ブラジル=をMMAルールで3-0の判定で破り、リマッチが実現。男子ファイターを押しのけて、メインイベントとなり、フジテレビ系で生中継というゴールデンカードとなった。

 ◆浅倉 カンナ(あさくら かんな) 1997年10月12日、千葉県生まれ。幼い頃からレスリングを始め、高校時代に総合格闘技に転向。14年10月に17歳でプロデビュー。16年12月にRIZINデビューをし、17年12月女子スーパーアトム級GPで優勝候補のRENAに一本勝ちを収め、初のタイトルを獲得した。プライベートでは、RISE世界フェザー級王者の“神童”那須川天心(19)=TARGET=との交際を告白している。158センチ、49キロ。

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