G1“落選”のタイチが後藤のNEVER王座に照準「雑魚の挑戦、受けてくれるんだろうな」

スポーツ報知
「G1クライマックス」落選の恨みを明かした上で後藤への挑戦を表明したタイチ(左はあべみほ

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」最終戦 ▽タッグマッチ20分1本勝負 〇タイチ、飯塚高史(8分03秒 タイチ式ラストライド→エビ固め)後藤洋央紀、YOSHI―HASHI●(12日、東京・日本武道館=観衆1万2112人札止め)

 今年の「G1クライマックス」出場を熱望しながら、かなわなかったタイチ(38)が今シリーズ初出場となったタッグマッチで大暴れを見せた。

 ディーバのあべみほ(30)を従え、いつものようにムーディーな入場曲を口パクしながら入場すると、G1出場組の後藤洋央紀(39)、YOSHI―HASHI(36)相手に強烈なキックとラリアットを披露。最後もラリアットからのタイチ式ラストライドでYOSHI―HASHIをマットに沈めて見せた。

 試合後もマイクスタンドで後藤を打ちのめしたタイチ。さらに後藤の保持するNEVER無差別級ベルトをリング下に蹴り落として花道を引き揚げると、「G1に出られなかった男、G1に落選させられた男に負けた気分はどうだ? 好き嫌いで(出場20選手を)選びやがってよ」と一気にまくし立てた。

 さらに「後藤よ。おまえはそんなもんか? 俺みたいな雑魚には簡単に勝てると思ったか。その挑戦を受けて見るか? G1に出られなかった男がチャンピオンになったら、どうだよ」と、NEVER無差別級王座への挑戦を匂わせ、最後には「あの新米社長、俺を落としやがって。バカにするんじゃねえよ」と絶叫。5月に新日本プロレスの社長に就任したばかりのハロルド・メイ氏(54)にまで毒づいていた。(中村 健吾)

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