高山善廣の復活支援興行で師匠の前田日明氏と高田延彦氏が激励エール「プロレスラーの体は神経で動くんじゃない。魂で動くんだよ」

スポーツ報知
観客にあいさつする前田日明

◆「TAKAYAMANIA EMPIRE」(31日、東京・後楽園ホール)

 リング上の事故で、頸髄完全損傷を負い入院している高山善廣(51)を支援する「TAKAYAMANIA EMPIRE」が31日、東京・後楽園ホールで開催され、盟友・鈴木みのる(50)=鈴木軍=、「ノーフィアー」で高山の相棒だった大森隆男(49)=全日本プロレス=ら各団体から38選手が友情参戦した。

 高山は昨年5月4日のDDT大阪・豊中大会で前方回転エビ固めを仕掛けようとして頭からマットに落下。首から下が動かない頸髄完全損傷と診断され、長期入院生活を余儀なくされている。

 ビデオメッセージでUWFインターナショナルの師匠・高田延彦氏(56)のコメントが流された。「高山善廣が1日も早く、最愛の息子をあのでっかい体でハグできる日を待ちわびながら、私もみなさんと一緒に微力ではありますが、応援を続けていきたいと思ってます。私から彼への個人的なメッセージは、彼と直接会って私の思いのたけをたっぷりと直接伝えたいと思います。高山善廣への熱い応援、支援、よろしくお願いします」

 そして「キャプチュード」のテーマが流れ、前田日明氏(59)が登場した。高山はUWFインターナショナル入門前にUWFの入門テストに合格しており、最初の師匠は前田氏だった。「高山の頸椎損傷を聞いたときは本当に驚きました。彼は自分と同じで小っちゃい子どもがいたりして、本当に自分のことのように真っ暗になったりもしました。しかしですね、いろいろ調べてみると、脊髄損傷、頸椎損傷、世界にはそこから奇跡と呼ばれる復活を果たして、普通の生活に戻った人、結構いるんですよね。高山! プロレスラーの体はな、神経で動くんじゃないんだよ。魂で動くんだよ。お前も魂で体を動かせるようになって、このリングに戻って来い!」と熱く訴え、観衆から大喝采が起こった。

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