棚橋弘至、23日激突の最強ライバルを挑発「オカダのことは俺が一番よく分かっている」

スポーツ報知
「東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証」が入ったケースを見せつける棚橋弘至

◆新日本プロレス「Road to DESTRUCTION」 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負 〇矢野通、オカダ・カズチカ、YOSHI―HASHI(13分25秒 横入り式エビ固め)棚橋弘至、真壁刀義、本間朋晃●(7日、東京・後楽園ホール、観衆1712人札止め)

 「100年に1人の逸材」棚橋弘至(41)と前IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(30)が23日の神戸ワールド記念ホール大会で行われる「東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦」の前哨戦を展開した。

 21日に初主演映画「パパはわるものチャンピオン」(藤村享平監督)公開を控える棚橋だが、この日はトップレスラーの顔を見せつけた。オカダとの「個と個の対決」は熱い展開に。ゴングと同時に王座挑戦権利証を持つ棚橋と、それを狙うオカダがマッチアップ。2人は華麗なロープワークを見せ、満員札止めの客席を沸かせた。

 場外乱闘や試合中盤にも2人が絡む場面もあったが、直接対決はこの場面だけ。オカダ率いるCHAOSの矢野通(40)が“いつも通り”コーナーマットを外す暴挙に。棚橋のタッグパートナー・本間朋晃(41)が、むき出しの金具にハンマースルーでぶつけられる場面もあった。

 それでも本間は、得意のこけし(ヘッドバッド)で応戦。矢野にその場飛びこけしロケット(ジャンピング・ヘッドバッド)をさく裂させるも、最後はレフェリーの隙をついた矢野に急所攻撃からの横入り式エビ固めで3カウントを奪われた。

 試合後、本間は「あぁ~、負けた…」と言い残しバックステージに消えていったが、棚橋は「オカダのことは俺が一番よく分かっている。俺の知らないオカダを見せてくれよ。ただ勝つだけじゃ気にくわねえ。だったら、どうする? 勝ったその先へ、その向こうへ」とオカダを挑発した。(松岡 岳大)

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