ケニー・オメガ、石井とのIWGP戦「楽しみにしている」…オスプレイのヘビー挑戦は「まだ早い」

◆新日本プロレス「Road to DESTRUCTION」 ▽スペシャルタッグマッチ60分1本勝負 〇飯伏幸太、ケニー・オメガ(19分30秒 ゴールデン☆トリガー→体固め)石井智宏、ウィル・オスプレイ●(7日、東京・後楽園ホール、観衆1712人札止め)
15日の広島サンプラザホール大会で行われるIWGPヘビー級戦で激突する王者ケニー・オメガ(34)と挑戦者・石井智宏(42)が前哨戦となるタッグマッチで対戦。ケニーと飯伏幸太(36)による伝説のタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」が石井とウィル・オスプレイ(25)タッグに快勝した。
飯伏とオスプレイの顔合わせで試合開始。お互いの蹴りをかわし合い、その場飛びドロップキックの打ち合いなどを披露すると、途中からはオメガも交え、華麗な空中戦を展開。石井のゴツゴツとした肉弾戦もアクセントとなり、観客を熱狂させる熱戦となっていった。
「ゴールデン☆ラヴァーズ」の多彩な連携に、一歩もひけを獲らない合体技を披露した石井とオスプレイ。しかし、最後は「ゴールデン☆ラヴァーズ」の合体フィニッシュホールド「ゴールデン☆トリガー(カミゴエ&Vトリガー)」を食らったオスプレイがマットに沈んだ。
バックステージに仲良く並んだオメガと飯伏。オメガは「今日のキーワードは疑念。ベストバウトマシーンの私たちにまだ疑念を抱いている人がいる。なんて、ひどいんだ。私たちベストバウトマシーンはイノベーター(開拓者)として、今、戦っているんだ。そして、ファンのみんなに愛のストーリー、変革のストーリーを渡している」とまくし立てた。
さらに石井に対し、「おまえは新日本のメンバーの中では一線を画している存在。私たちのように格好良くもなければスピードもないが、試合への100%の情熱は認めている。だからこそ、お前とのシングルマッチを楽しみにしている」と語った。
一方、飯伏はオスプレイとの一戦を熱望も隣のオメガは「体重を増やしたからヘビーに転向したい」と希望するオスプレイにまずは「実績」を要求。「まだ早い」と厳しく言い放った。(松岡 岳大)