山本KID徳郁さんの「胃がんが見つかったのは2年以上前」 RIZIN実行委員長が告白

スポーツ報知
山本KID徳郁さん

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長が19日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜・前9時50分)に出演し、18日に41歳で亡くなったレスリングや総合格闘技で活躍したプロ格闘家の山本KID徳郁(本名・岡部徳郁=おかべ・のりふみ)さんの闘病生活を明かした。

 榊原氏は、山本さんの父で1972年ミュンヘン五輪レスリング代表の郁栄(いくえい)氏(73)の許可を得た上でインタビューに応じ、「最初に胃がんが見つかったのは、2年以上前のタイミングだったと思います」と明かし「ボクが聞いている範囲だと抗がん剤治療も何度かしましたし、その間、治療してくるよっていうことは周りに言わずに東京都内とかで治療を受けると目立ってしまうので地方に行って治療をしていた」と振り返った。

 病状は「年明けてからかなり病状が悪くなって、2月ぐらいだと思うんですけど、その後、最終的な治療の場所としてグアムに末期がんの人達の治療ですごくいい病院があるっていうことのようで、そこに治療の場を選んで。病院とグアムの中の自宅を行き来していて、その時の移動も車いすでの移動になったと聞いています」と明かした。

 榊原氏はがんの公表をすすめたこともあるとし「ボクもそういう話をしたことがあるんですね。カミングアウトしたほうが楽なんじゃないかと。ただ、彼はひた隠しに隠し続ける。がんであることを公表したくないと、とにかく自分はもう1回現役に復帰するんだから、そのためにこのがんと克服してそれまではファンにも周りの本当に限られた人にしかこのことは伝えていないですね」と偲んでいた。

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