鷹木信悟、戦慄の新日デビュー!BUSHIとのジュニアタッグリーグ出場を明言

スポーツ報知
SHO(上)を軽々と持ち上げて攻める鷹木信悟(カメラ・相川 和寛)

◆新日本プロレス「KING OF PRO―WRESTLING」 ▽8人タッグマッチ ○鷹木信悟、内藤哲也、BUSHI、SANADA(9分30秒 ラスト オブ ザ ドラゴン→片エビ固め)オカダ・カズチカ、矢野通、YOH、SHO●(8日、東京・両国国技)

 「ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポン」の新たなパレハ(仲間)「X」として終始、名前を伏せられてきた男が、ついにベールを脱いだ。

 その正体は「DRAGON GATE(ドラゴンゲート)」を退団したばかりの鷹木信悟(35)。「ロス・インゴ」を率いる内藤哲也(36)とはデビュー前に、ともにアニマル浜口道場でレスリングの基礎を学んだ仲。まさに盟友とも言える存在だった。

 試合開始前、大型スクリーンには内藤が登場。「5人で(高橋)ヒロムを待つ」と首を負傷し、長期欠場を余儀なくされている同ユニットの高橋ヒロム(28)の復帰を新しいメンバーを加えて待つことを宣言。その後、BUSHI(35)、SANADA(30)、内藤の順でリングインすると、内藤がマイクを握り、「新しいパレハは、もうすでにこのリングサイドにいるかも知れません。新メンバーは、ミラノさんです!」と解説席のミラノコレクションA.T.さん(42)に向かって、絶叫した。解説席のミラノさんは即座に「俺じゃない、俺じゃない」と観客席に向かって両腕で「×印」を作って否定。すると、スクリーンには「THE DRAGON」という文字が映し出され、マスク姿の「X」がゆっくりとリングに上がった。

 覆面を脱ぐと、そこに立っていたのは不敵な笑みを浮かべた鷹木だった。大歓声の中、試合は鷹木とYOH(30)のマッチアップからスタート。ジュニア同士のスピーディーな戦いに敵方のオカダ・カズチカ(30)、さらに内藤が加わり、華麗な空中戦を展開。最後は、鷹木が、あいさつ代わりの必殺技・ラストオブザドラゴンをSHOにたたき込み、試合を終わらせた。

 試合後のバックステージで内藤は「皆様のパレハの予想は当たりましたか? まあ、みんな、色々予想して楽しんだんでしょ? その時間を与えたのは我々、ロス・インゴ。まぁ、彼の声をじっくり聞いて下さい」と、鷹木にその場を譲った。

 鷹木は「これが鷹木信悟の出した答えだ。俺も内藤のお陰で一歩踏み出す勇気をもらえたよ。これから、プロレス界は面白くなる。俺は環境を変えるリスクを負ったけど、ハイリスクハイリターンだよ。リスクがなければ大きな成功は手に入らない」と不敵に笑った。

 さらにBUSHIが登場。「今日の結果、この会場の反応が全てだったんじゃないの? 新日本のスケジュールにある『SUPER Jr.タッグリーグ』。ロス・インゴはBUSHI&鷹木信悟でエントリーさせてもらおうか。言っておくけど、ヒロムの代わりじゃないからな。ヒロムとは違う、新しい刺激を与えてやるよ! エンセリオ。マジで!」と、16日から始まるジュニアタッグリーグに鷹木と組んで出場することを明言した。(松岡 岳大)

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