ジェリコ、EVIL急襲「有名人と戦いたいんだろ」11・3大阪でIWGPインターコンチ戦へ

スポーツ報知
EVILを襲撃したクリス・ジェリコ

◆新日本プロレス「KING OF PRO―WRESTLING」 ▽スペシャルシングルマッチ ザック・セイバーJr.(ノーコンテスト)EVIL(8日、東京・両国国技館)

 WWEのスーパースターでIWGPインターコンチネンタル王者のクリス・ジェリコ(47)が突然、両国国技館に現れた。

 ザック・セイバーJr.(31)とのスペシャル・シングルマッチ戦のため、リングに上がろうとしたEVIL(31)を急襲。試合続行不能となり、ノーコンテストとなってしまった。

 昨年の入場シーン同様、黒装束に仮面といういでたちの集団を引き連れ、荘厳な雰囲気で玉座に乗って登場したEVIL。リングサイドで玉座を降りたところで突然、仮面の集団の1人から襲撃を受けた。

 謎の仮面の男のマントの下にはIWGPインターコンチネンタルのベルトが。仮面を脱ぎ捨てると、その男はジェリコだった。ジェリコはベルトを手に持つとEVILに一発。倒れたEVILを踏みつけ、ほえると、そのまま意気揚々と花道を引き揚げていった。

 バックステージに姿を現したジェリコは「クリス・ジェリコのお戻りだ」とニヤリ。「EVIL、おまえは俺に対戦表明するなんて生意気なことをしやがった。世界を統一するワールドワイドなチャンピオンのこの俺にけんかを売るようなまねをすれば、こうなることは分かっていただろう」と、まくし立てた。

 さらに「EVIL、お前と俺でこのベルトをかけて、大阪エディオンアリーナで戦おうじゃないか。おまえ、ビッグネームと戦いたいんだろ。有名人と戦いたいんだろ」と11月3日の大阪大会でのインターコンチネンタル戦を“上から目線”で提案した。

 一方、試合をぶち壊された形のザックは「腹立たしい。おまえの手助けがなくたって、俺はEVILを倒せた」と激怒。「12時間かけてイギリスから飛んできて、結果がこれか」と最後まで納得していなかった。(松岡 岳大)

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