藤波辰爾、「ドラディション」参戦の谷津嘉章と「今後戦いたい」…10・19後楽園大会会見

スポーツ報知
会見する藤波(左)とカネック

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(64)が17日、東京・巣鴨のプロレスショップ「闘道館」で「ドラディション」の「THE REVENGE TOUR」(19日、後楽園ホール。21日、大阪南港ATCホール)に参戦する元UWA世界ヘビー級王者のエル・カネックの来日会見に出席した。

 藤波は、後楽園大会で越中詩郎、丸藤正道とトリオを結成し、カネック、藤原喜明、KAZMA SAKAMOTOと対戦。大阪大会では後楽園と同じトリオでカネック、藤原喜明、大谷晋二郎と激突する。藤波は「カネック選手はボクにとっては長年の宿敵。ジュニアのベルトを取る前の22、23歳のころ行ったメキシコ遠征から好敵手でいい闘いをしてきました。彼とは年齢的にも同じぐらいで今、見ると肉体的にもいい体をしているので対戦が楽しみです。自分も引き締めて戦って、プロレスの素晴らしさ、魅力を提供していきたい」と意気込んだ。

 今回のマッチメイクにパートナーでノアの丸藤が興奮していたことを明かし、「丸藤選手がカネックとやれるんですねって興奮していた。そういう部分で今の選手が海外のレジェンドに触れられるっていうことも意味がある。それは大事なことなんでね。それだけでも呼んだかいがあった」と思わぬ波及効果を明かした。

 さらに今回のツアーには昭和の新日本プロレスで維新軍団として敵対した谷津嘉章(62)が参戦する。谷津は久々のリングになるが藤波は「彼はアマレスでベースがしっかりしているから、勘はすぐに取り戻すと思う。これも楽しみ。いろんなところから反応があった。面白いと思う」と明かし「今後もできる限り上がって欲しい」と掲げた。その上で「今回、谷津選手とボクが戦うことも考えたけど、今回はカネックがいたから難しかった。だけど、今後、どっかで闘いたい気持ちもある。長州、谷津組とかね」と昭和の新日本で日本中を沸かせた「新日正規軍対維新軍団」の戦いを復活させたいプランも披露していた。

 後楽園大会の他カードは以下の通り。

・スペシャル6人タッグマッチ60分1本勝負

長井満也、YAMATO、坂口征夫 対 KENSO、B×Bハルク、上野勇希

・タッグマッチ45分1本勝負

ヒロ斉藤、谷津嘉章 対 新崎人生、新井健一郎

・30分1本勝負

スーパータイガー 対 ブラック・タイガー

・タッグマッチ30分1本勝負

近藤“ド根性”洋史、三州ツバ吉 対 倉島信行リッキー・フジ

・15分1本勝負

蓮見隆太 対 飯塚優

 大阪大会の他カードは以下の通り。

・スペシャルタッグマッチ60分1本勝負

ヒロ斉藤、谷津嘉章 対 AKIRA、KAZMA SAKAMOTO

・45分1本勝負

長井満也 対 冨宅飛駈

・タッグマッチ45分1本勝負

YAMATO、ブラック・タイガー 対 金本浩二、望月成晃

・20分1本勝負

倉島信行 対 三州ツバ吉

・15分1本勝負(大衆プロレス松山座提供試合)

松山勘十郎 対 犬人間よしお

格闘技

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