里村明衣子と紫雷イオがWWE「メイ・ヤング・クラシック」準決勝進出…決勝での対戦なるか

スポーツ報知
日本女子をアピールした里村明衣子(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 日本時間18日に配信された「メイ・ヤング・クラシック 2018」のトーナメント準々決勝で、日本が誇る“レジェンド”里村明衣子(38)と“天空の逸女”紫雷イオ(28)がそれぞれ準決勝に進出した。

 里村は準々決勝でレイシー・レーンと対戦。試合前のインタビューで「本当の強さを知ってもらいたい」と意気込みを見せた里村は試合序盤にハイキックからのアームバーでレイシーに攻め込んだ。これを辛うじてロープエスケイプしたレイシーはエルボーの連打、コーナートップからのクロスボディを決めて反撃するも、これをカウント2で返した里村はハイキックでふらついたレイシーをファイヤーマンズキャリーで捕まえると、そのまま必殺のデスバレーボムを炸裂。里村がレイシーからピンフォールを奪って貫禄勝ちを収めた。

 イオは準々決勝でディオナ・プラゾと対戦。試合前のインタビューで「優勝したいので、エボリューションのリングに絶対上がりたいですね。そのために勝ちます」と自信を見せると、対戦相手のディオナは「リングではビースト。最もタフな相手」とイオを警戒した。イオは序盤にドロップキックでディオナを場外に吹き飛ばすと、そのままトペ・スイシーダを決めて先制。ディオナも低空ドロップキックからイオの顔面にヒザを叩き込むと、得意のアームバーで捕らえて両者白熱の攻防を展開。さらにイオは華麗に619、ミサイルドロップキックを決めてムーンサルトを狙ったが、逆にディオナに足を引っ張られて捕まると、そのままジャーマン・スープレックス3連発から必殺のアームバーまで決められてピンチに陥った。しかし、これを辛うじて回避したイオは串刺しのランニングダブルニーを叩き込むと、最後はコーナートップからムーンサルトを豪快に決めてピンフォールを奪った。試合後、ディオナに激勝したイオは「よっしゃ、優勝するぞ!」とアピールすると会場からは“イオ”コールが沸き起こった。

 トーナメント準決勝進出を決めた2人は別ブロックのため、10月25日に配信される準決勝での対戦はない。里村は、ミヤ・イムを撃破したトニー・ストームと、イオは、ティーガン・ノックスを倒したリア・リプリーと対戦することが決定。「メイ・ヤング・クラシック 2018」はWWEネットワークで毎週木曜日に準決勝まで配信され、決勝戦は日本時間10月29日、WWE史上初の女子のみのPPV「エボリューション」で行われる。

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