ジャイアント馬場没20年追善興行が決定 全日本、新日本、大日本など多団体が参戦…来年2月19日、両国国技館

スポーツ報知
会見に出席した天龍(左)と坂口氏

 ジャイアント馬場没20年追善興行実行委員会は19日、都内で会見を行い、来年2月19日に両国国技館で「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」を開催することを発表した。

 同大会は1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんが来年、没後20年の節目を迎えることから実施されるもので馬場さんが設立した全日本プロレスを始め、新日本プロレス、プロレスリングノア、大日本プロレス、WRESTLE―1など様々な団体が一堂に会する。試合数は6~7試合を予定しており、ライバル団体の選手が対戦することが検討されている。また、開催日の2月19日は、1954年に蔵前国技館で日本初の本格的プロレス国際試合として、力道山、木村政彦対シャープ兄弟の試合が行われた日で「プロレスの日」として制定されている記念日となっている。

 会見には、日本プロレス時代から公私ともに馬場さんと親しかった新日本プロレスの坂口征二相談役(76)と馬場さんの全日本プロレスに入門した弟子の天龍源一郎(68)が出席した。

 坂口氏は「51年前に25歳の時に柔道界からプロレスへ転向しまして、そのまま馬場さんと一緒にハワイに修業しました。その間、弟のように可愛がってもらいました。一時は袂を分かちましたが、その後も本当に可愛がってもらいました。今、私がノウノウと生きていられるのも馬場さんのおかげと感謝しております」と馬場さんへの思いを明かし「プロレスファンが喜んでもらえるようなイベントでプロレスがますます隆盛になるイベントになって欲しいと思っています」と今回の大会の成功を期待していた。

 天龍は、馬場さんの逝去から「20年経つのかというのは実感として胸に迫る思いがあります」と明かした上で今回の大会で「新日本プロレスをはじめ多くの団体が協力してくれるのもうれしい思いであります。微力ではありますが力添えできれば幸いと思っております」と誓っていた。さらに「プロレスを継続する力を与えて下さったのが馬場さんだと思っています。若いファンの人、最近プロレスを見るようになった人にもジャイアント馬場という人がいて、今、これだけプロレスが隆盛になっているんだなと思ってもらえるためにもいい機会だと思ってます」と今のファンに見て欲しいことを訴えていた。

 また、今年12月29日から来年1月7日まで渋谷の東急百貨店本店で「ジャイアント馬場20thメモリアルイベント~ジャイアント馬場展」が開催されることが決定した。入場無料の展覧会では、馬場さんの愛用品、直筆の油絵、チャンピオンベルトなどが展示される。

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