“レジェンド”大仁田厚、米国での1年4か月ぶり復帰戦が決定…CZWフィラデルフィア大会

スポーツ報知
10月28日に鶴見区青果市場で復帰した大仁田厚

 10月28日に「ボランティアレスラー」として1年ぶり7度目のプロレス復帰戦を行った元参院議員の大仁田厚(61)が、12月9日(日本時間12月10日)に米国の団体CZW(コンバット・ゾーン・レスリング)のフィラデルフィア大会(2300アリーナ)で海外復帰戦を行うことが17日、分かった。大仁田の米国での試合は昨年8月5日(同6日)の同団体の米国初電流爆破デスマッチ以来、1年4か月ぶりとなる。

 日本では引退、復帰を繰り返している大仁田だが、米国では“デスマッチのレジェンド”として、一部に熱狂的な信者がいる。CZWのエース、マット・トレモントは大仁田をリスペクトしており、昨年の大会で念願の電流爆破デスマッチを実現。トレモントから「ミスター・オオニタとは戦いを通して、リスペクトする気持ちが強くなった。また米国に来て、今度はタッグを組んでほしい」とメッセージが届いている。

 昨年10月31日の7年ぶり7度目の引退試合によって、海外からのオファーを断り続けてきた大仁田だが、すでに来年1月に英国ロンドン、4月に米ニューヨークの興行も決まっており、ニューヨーク大会はチケットが完売している。

 今年10月28日にプロレスリングA―TEAM鶴見青果市場大会で1年ぶり7度目の復帰を果たした大仁田はケンドー・カシン、HASEGAWAとトリオを結成し、キム・ドク、橋本友彦、雷電組とストリートファイト・エニウェアフォール電流爆破バット&有刺鉄線地雷ボードデスマッチ時間無制限一本勝負で対戦し、大仁田が13分09秒、電流爆破バットで雷電に勝利した。

 英国ロンドン、米ニューヨーク大会のほかにもカナダなどからのオファーが入っているという。大仁田は「それにしても、復帰したと思ったら、次から次に海外からオファーが来るとは思わなかった。こうなったら海外を主戦場にしようかな」と話している。

 国内では、12月2日に新木場1stRINGで行われる「スターダム★アイドルズ旗揚げ戦」で元週刊プロレス編集長のターザン山本氏(72)とデスマッチで対戦することが決定。さらに来年2月19日に両国国技館で行われる師匠・ジャイアント馬場さんの没後20年興行「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」への参戦を表明するなど、「ボランティアレスラー」というよりも、第一線級の話題を振りまいている。

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