黒潮“イケメン”二郎、82日ぶりの復帰戦を新技「イケメン・スラッシュ」で飾るも「しょっぱい試合で申し訳ない」

スポーツ報知
復帰戦を飾った黒潮“イケメン”二郎

◆WRESTLE―1(23日、後楽園ホール)

 WRESTLE―1の人気レスラー黒潮“イケメン”二郎(26)が23日の後楽園大会で82日ぶりにリング復帰した。

 イケメンは、9月2日の神奈川・横浜文化体育館大会の試合中に負傷し救急車で病院に搬送され「左膝の後十字靭帯と内側靭帯を共に損傷」で全治3か月と診断され、長期欠場に追い込まれていたがこの日、佐藤嗣崇(23)とのシングル戦で82日ぶりの復帰戦に挑んだ。

 トレードマークの入場では福山雅治の「HELLO」にのって花道に登場すると会場は大「イケメンコール」が沸き上がりファンは復帰を歓迎した。試合では、得意の空中技を随所に披露し、最後は足の裏で相手の眉間を切り裂く新技「イケメン・スラッシュ」でフィニッシュした。

 バックステージでは、勝利したものの「全然ダメだ正直。しょっぱい試合をして申し訳ない」と謝罪し「きつかった。緊張したし。試合ってこんなきつかったっけ」と本音を漏らし「あと1か月がかかるかもしれないけど最短でベストコンディションを披露したい」と誓った。

 負傷の原因となった必殺技のムーンサルトプレスを出すことはできなかった。「まだ、ムーンサルトを出すのは怖い。ただ、この技で勝たないといけない選手がいるんです。それが武藤敬司」と宣言した。武藤は人工関節の手術で今年3月から長期欠場中。月面水爆は、武藤のデビュー以来のトレードマークだったが手術の影響で永久封印を余儀なくされた。イケメンは、武藤が復帰した時にムーンサルトで倒し、月面水爆を真の意味で継承する。

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