【K―1】武尊、皇治を下し王座防衛「僕は実現させようと思っている」“神童”を意識?

スポーツ報知
王座を防衛した武尊

◆K―1 WORLD GP 2018 JAPAN~K―1ライト級世界最強決定トーナメント~ ▽スーパー・フェザー級タイトルマッチ ○武尊(判定 3―0)皇治●(8日・エディオンアリーナ大阪)

 K―1史上初3階級制覇を成し遂げたスーパー・フェザー級王者の武尊(27)=K―1 GYM SAGAMI―ONO KREST=が、皇治(29)=TEAM ONE=に判定3―0で勝利を収め、同タイトルの初防衛に成功した。

 1回残り30秒で右フックでダウンを奪った武尊は、2回以降も前へ出続けるが地元の声援に後押しされた皇治の意地に苦戦。3回にもスタンディングダウンを奪うが判定までもつれ込んだ。

 武尊はリング上で「東京とは会場の熱が違う。熱があって大阪のファンが好きになりました。皇治選手の歓声の方が大きかったんですが、僕たち2人のパワーになったのでありがとうございます。試合前はいろいろ言い合ったんですけど実力があるのも知っていた。トーナメントと同じ時間トレーニングして、今回のタイトルマッチに挑んだ。完璧に仕上げたのにこんなに苦戦したのは初めて。リスペクトが上がりました」とコメントした。

 さらに「皇治選手の格闘技、K―1を盛り上げたいという気持ちが、僕も今殴り合って感じた。団体の壁とかいろいろありますけど、正直実現するのってめちゃくちゃ難しいんです。僕は中途半端なことをファンの人たちに言いたくない。格闘技界を変えると言ってきてるので時期は分からないですけど、僕は実現させようと思っているので。そして僕は勝つ気でいます。K―1最強を僕が証明します。これからも応援よろしくお願いします。K―1最高」とリング上では名前を出さなかったものの、ファンからは大歓声。“神童”との軽量級最強決定マッチの実現をにおわせた。

 ◆武尊(たける) 1991年7月29日、鳥取県米子市出身。 2011年9月にKrushでプロデビュー。15年に初代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制すると、16年には初代フェザー級王座決定トーナメントでも優勝。18年3月の「K’FESTA.1」では階級を上げスーパー・フェザー級王座決定トーナメントでK―1史上初の三階級制覇を成し遂げた。

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