大仁田厚、米フィラデルフィアで電流爆破&火炎攻撃! ニューヨーク、ロンドンでも電流爆破敢行へ

スポーツ報知
米CZWのリングで火炎攻撃を披露した大仁田厚

 10月28日に7度目のプロレス復帰を果たした大仁田厚元参院議員(61)が、米国時間9日(日本時間10日)、ペンシルベニア州フィラデルフィアの2300アリーナで開催された、米国のハードコア団体CZW(コンバット・ゾーン・レスリング)の「CAGE OF DEATH XX!」に出場した。

 大仁田は、昨年8月5日(同6日)、同団体のニュージャージー州フライヤースケートゾーン大会で全米初の電流爆破デスマッチを戦ったマット・トレモント(H2O)とメインイベントでタッグを組み、CZWのDJハイド、マサダ組とハードコアルールで対戦した。

 パートナーになったトレモントは「オオニタは9歳の頃からの憧れで、彼の試合を見なければレスラーの自分はいない。今回はタッグパートナーを務められて、とても光栄だ。オーニタのことは、“デスマッチの神様”で、“日本の父親”だと勝手に思っている。本当にうれしい」と感無量。

 旧ECWアリーナの2300アリーナは、超満員の観衆でふくれ上がった。ECWのハードコアスタイルは、大仁田のFMWに参戦したサヴゥーが米国に持ち帰ったビデオテープがきっかけとなった縁がある。 

 試合開始早々、大仁田はハイドに、トレモントはMASADAにイスを脳天から振り抜いた。続けて、MASADAをトレモントとの連係で、アトミックドロップでテーブルに叩きつけ、毒霧攻撃をダブルで決めるなど、序盤は大仁田組が優位に進めた。

 しかし、大仁田のギター攻撃がトレモントに誤爆すると、形勢が逆転。大仁田がMASADAに捕まり、竹串の束で額を刺されると、得意の場外乱闘でも、MASADAを相手に防戦一方に。トレモントとハイドが、CZW流電流爆破バットで相打ちとなると、大仁田が息を吹き返し、竹串を奪って、MASADAに突き刺し、サンダーファイヤーパワーボム。ここでハイドにカットされるが、大仁田が火炎攻撃。最後はトレモントがハイドの額にコンクリートブロックを叩きつけ、片エビ固めで3カウント。大仁田組が激勝した。

 試合後、大仁田は「サンキュー! サンキュー! サンキュー・ソー・マッチ!」と叫んで、大声援を送った観衆に感謝。1年4か月ぶりの米国での勝利に大仁田は「来年1月には英国、4月には米ニューヨーク遠征が決まってる。どちらのプロモーターも電流爆破をやるべく、模索中。もし実現したら、欧州初、ニューヨーク初の電流爆破になる。ニューヨークといえば、WWE(旧WWF)のかつての本拠地だし、そこで爆破ができれば最高だな」と、新たな夢を語った。

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