ＲＩＺＩＮ出場の山本美憂、アーセン親子がＫＩＤ追悼誓う

　大みそかに行われる格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．１４」（さいたまスーパーアリーナ）の出場選手の会見が２９日、都内で行われた。

　元レスリング世界女王で総合格闘家の山本美憂（４４）は“元祖・美しすぎる格闘家”として注目される長野美香（３５）と対戦する。美憂は弟の山本ＫＩＤ徳郁さん（本名・岡部徳郁、享年４１）を９月１８日に胃がんで亡くしている。「（ＫＩＤさんは）心の中に一緒にいるので、（気持ちの）切り替えとかは特にない」と冷静に話した。入場曲について問われると「ＫＩＤの家族への思いを込めて」と答え、続けて「今回は、グアムから奥さんも子どもも見に来る」と明かした。

　美憂の長男でＫＩＤさんのおい・山本アーセン（２２）は、宮田和幸（４２）と対決。ＫＩＤさんが以前使用していた入場曲を流すことを決めている。今回は「宮田和幸引退試合＆山本ＫＩＤ徳郁メモリアルマッチ」とタイトルが付けられているが、「（ＫＩＤさんは）ただ体がなくなっただけ。セコンドでついている。メモリアルとかは気にしていない」と話した。アーセンは妻が来年２月に出産予定であることも明かした。

　美憂＆アーセンの親子同時出場は今回が３度目となる。美憂は「１回目はアーセンが勝って私が負けて、２回目は２人で負けた。今回は絶対２人で勝ちます」と誓った。