【RIZIN】メイウェザーが日本のリング初登場で1回TKO決着…天心は反則のキック出せず3度ダウン

スポーツ報知
フロイド・メイウェザー(左)のパンチをまともに食らい、第1Rからダウンを奪われた那須川天心(カメラ・泉 貫太)

 ◆Cygames presents RIZIN.14 ▽第14試合 スペシャルエキシビション(3分3回戦) フロイド・メイウェザー(1回TKO)那須川天心(31日・さいたまスーパーアリーナ)

 プロボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(41)=米国=が、キックボクシングの“神童”那須川天心(20)=TARGET=とスペシャルエキシビションマッチを行、3度のダウンを奪って1回TKOで終了した。

 一時は中止騒動が起きるなど、実現するかどうかは当日まで微妙だったが、メイウェザーは午後9時30分頃に会場入り。エキシビションとはいえ、メイウェザーが日本のリングに初登場を果たした。那須川天心はメイウェザーと初めて拳を交えた日本人となった。

 非公式のボクシング形式の3分3回戦(判定なし)で行われ、キックは反則(罰金あり)。「蹴ってやりたい」と話していた那須川は、キックを出せないまま、パンチを食らい1回TKOを喫した。

 メイウェザー「エンターテインメントです。みなさんに楽しんでもらえる試合を意識しました。すべての人に感謝したい。テンシンに心から感謝の言葉を伝えたい。引退した立場は変わりません。RIZINは世界最高です」

 ◆メイウェザーVS那須川戦の経過

 ▽11月5日 メイウェザーと那須川が六本木ヒルズで会見。「RIZIN」での対戦が発表される。

 ▽7日 メイウェザーが自身のインスタグラムで那須川との対戦について「合意していない。不意を打たれた」と突然の主張を展開。

 ▽10日 「RIZIN」の主催者側がメイウェザー陣営との交渉が継続中であることを発表。

 ▽16日 「RIZIN」の榊原信行実行委員長が自身のツイッターを更新し「メイウェザー選手とのミスアンダースタンディング(誤解)は解決しました。彼は那須川天心選手と対決します」とつづる。

 ▽17日 榊原実行委員長が羽田空港で取材に応じ、試合が「エキシビション」で、3分×3ラウンド、蹴りは認められず「限りなくボクシングに近い立ち技打撃系」というルールで行われると明かす。

 ▽12月7日 メイウェザーと那須川が米ラスベガスで会見。メイウェザーは「究極のエンターテインメント。間違いなく素晴らしいものになる」と宣言。

 ▽12月29日 メイウェザーがプライベートジェットで羽田空港に来日。記者会見で「3ラウンドなら寝てても戦える」と余裕の発言。

 ▽12月31日 公開計量も、異例の事前計量をすませており、メイウェザーが66・7キロ、那須川が62・1キロでクリア。

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