中邑真輔がUS王座奪回、アスカは女子王座防衛…WWE「ロイヤルランブル」

米国時間1月27日(日本時間28日)にアリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドでWWEのPPV「ロイヤルランブル」が開催され、前US王者の中邑真輔(38)が、キックオフショーで因縁のUS王者ルセフとのリターンマッチを制して王座奪回に成功した。
昨年12月にルセフに敗れて王座から陥落した中邑はゴング前からルセフをにらみつけて気合十分。中邑はアームバーから三角締めと得意の関節技で攻め込むと、ルセフは強引に中邑を持ち上げてスープレックスで反撃。試合終盤にはランドスライドを決めた中邑が突如コーナーのターンバックルカバーを外すと、それを見つけたラナと口論に発展。その隙に襲い掛かるルセフだったが、中邑が避けた攻撃が間違ってラナに誤爆。このチャンスに中邑は動揺したルセフの後頭部にキンシャサをたたき込んで3カウント。王座陥落から約1か月、US王座をルセフから取り戻して“ナカメリカ”こと中邑が見事に復活した。
同じく日本人スーパースターのヒデオ・イタミ(KENTA)と戸澤陽が、カリストとともにクルーザー級王者バディ・マーフィーにフェイタル4ウェイ戦で挑戦したが、ヒデオがマーフィのマーフィーズ・ローを食らってフォール負け。王座奪取に失敗した。
スマックダウン女子王者アスカは、“ザ・マン”ことベッキー・リンチの挑戦を受けたが、ブリッジしながらの変型アスカロックでタップを奪い防衛に成功した。女子30人ロイヤルランブル戦には、“海賊姫”カイリ・セイン、紫雷イオも出場したが、緊急参戦のベッキー・リンチが勝ち残り、レッスルマニア35での女子王座挑戦権を獲得した。
また男子30人ロイヤルランブル戦には、中邑真輔したが、最後はストローマンとロリンズの2人に絞られ、ロリンズがストローマンをポストにたたき付け、足を付いたストローマンにカーブ・ストンプをたたき込んで、1人勝ち残り、レッスルマニア35での王座挑戦権を獲得した。PPV「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。