復帰の丸藤正道がノアの“新エース”清宮海斗に挑戦表明「お前からは、強さも怖さも感じない。やれ」

スポーツ報知
王座を防衛した清宮海斗(左)に挑戦を表明する丸藤正道

 ◆プロレスリング・ノア Navig. For The Future 2019(1日、東京・後楽園ホール)

 史上最年少でGHCヘビー級王者となった清宮海斗(22)がマサ北宮(30)を29分34秒、タイガースープレックスホールドで仕留め、2度目の防衛に成功した。

 ノアの若き新エースがマイクを持ってあいさつしようとした時、花道から元王者でノアの顔でもある丸藤正道(39)が現れた。

 丸藤は、11月24日の「GLOBAL LEAGUE2018」横浜大会で左肩負傷で欠場を余儀なくされ、この日の6人タッグマッチで2か月ぶりに復帰戦を行った。堂々とリングに上がってマイクを握った丸藤は「しゃべる前に悪いな、清宮」と言って、主役を奪って語り始めた。

 「俺がけがをしたことは棚の上に置いて話すが、俺が優勝するはずだったグロバールリーグをお前が制して、俺が取るはずだったそのベルトを、今、お前が持っている。でもお前からはやっぱり強さも怖さも感じない。でも何でお前がチャンピオンでいられるかわかるか清宮。すべては、お前のファンの声援のおかげだろ。お前の後ろに何人のファンがつこうと、そうだな、10000対1でも2000対1でも30000対1でも、俺は勝つ自信がある。お前の答えを聞こうと思ったけど、答えはひとつしかないんだ。お前の答えはイエスしかない。やれ」徹底した上から目線だ。

 清宮は「丸藤さん、正直、来ると思ってましたよ。今のノアの顔は俺です。防衛戦、お願いします」と挑戦を受け入れた。

 2018年度プロレス大賞では殊勲賞の丸藤に対して、清宮は敢闘賞で並び立った。この大会からノアのオーナーが総合広告代理店のリデット・エンターテインメントに代わったが、早くも新旧エースが決着をつけることになった。

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