ノアGHC王者・清宮海斗、丸藤正道との防衛戦へ「今のノアの顔はオレ。新しい時代を作る」…3・10横浜文体

スポーツ報知
調印式を行った清宮(左)と丸藤

 プロレスリング・ノアは25日、東京・六本木のハードロックカフェ東京で10日に横浜文化体育館で行うGHCヘビー級選手権の調印式を開催した。

 式には王者・清宮海斗(22)と挑戦者の丸藤正道(39)が出席。丸藤が「横浜文体。メインイベントで最後にベルトを持っているのが丸藤です。そっからがオレにとっての新しいスタートになる。みなさん清宮海斗を応援してあげてください」と挑発すれば、清宮は「横浜文体。必ずこのベルトを守って上の世代に完全決着を付けたいと思います。今のノアの顔はオレです。駆け上がるみんなと一緒に」と気迫を露わにした。

 清宮は、昨年12月16日に杉浦貴を破りGHCヘビー級王座を初奪取。22歳5か月での獲得は、史上最年少の快挙だった。一方の丸藤は、過去3度に渡り同王座を戴冠。さらに、清宮に破られるまで史上最年少記録は、26歳11か月で2006年9月9日、秋山準を破った丸藤が持つレコードで今回の対決は、まさに、新旧の世代闘争でもあり、エース対決となる大一番となる。

 前哨戦では、丸藤が圧倒。24日の後楽園ホール大会では、タッグマッチで激突し徹底的に左腕を攻められ、丸藤のパーフェクトキーロックで清宮は敗れてしまった。こうした結果に清宮は「一部分を攻められるシチュエーションは、初めてで不安もあるんですが。丸藤さんを上回るという気持ちが上回っているのでそこは気持ちでカバーしたい」と闘志をかきたてていた。

これに丸藤は「昨日は左腕を攻撃させてもらったので。次は足。宣言させてもらいます。足、足、足行きます」と足を狙うことを予告。さらに「彼が今まで強い選手を相手に結果を残してきたかもしれないけど、その試合を見させてもらっていると、お互いの技と技の助け合いというか、お互いが普段持っていることを駆使して戦うことが続いていると思う。今までにない形、それがこういう攻め方であり、それは、実は今までは行われてきた形。彼が新しいものを作りたいなら古いモノを経験してもらわないと困る。今回、一点攻め。次足行きます」と宣言していた。

 ノアは、今年1月にオーナーが代わり、今回の横浜大会で2000年8月の旗揚げから続いてきた緑のマットから離れ新しいカラーを打ち出す。こうした変更に丸藤は「愛着ありますし、ファンの方がオレたちより気にしていただいている。緑の部分とかノアの歴史は完全にオレの中に刻まれている。オレがいる場所がノアだと思っている。マットの色が変わろうが気にしてない」と断言。清宮は「常に新しいモノを見せていきたいと思っている。全体の流れをプラスの方向に持っていって。対戦相手が丸藤さんというのは、運命だと思う。丸藤さんを超えた先に本当の新時代がボクは、あると思うので、必ずベルトを守ります」と誓った上で「丸藤さんは、ノアの中で大きな存在で今までノアを守ってきた1人だと思う。それを超えるのは簡単ではない。だからこそ、挑戦して今、時代を変えないといけないと思っているので必ず倒します」と丸藤を倒し文字通り新しい時代を築くことを宣言していた。

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