ミルコ・クロコップ、脳卒中で現役引退…K―1、PRIDEなどで活躍

スポーツ報知
ミルコ・クロコップ

 格闘技大会「K―1」、「PRIDE」などで活躍した格闘家のミルコ・クロコップ(44)が脳卒中のため現役引退することが2日、分かった。

 ミルコは、2月25日の練習中に頭部へダメージを浴び、病院で脳卒中と診断されたという。2日に更新した自身のインスタグラムで「頭部に衝撃を受けることはできないため二度と試合はできない」と引退を発表し「これまで、私をサポートしてくれた方々、勝利と敗北を共にしてくれた選手達に心から感謝します」とメッセージをつづっていた。

 ミルコは1974年9月10日生まれ。96年に3月にK―1初参戦。99年のK―1グランプリで準優勝を果たす。2001年にはプロレスラーの藤田和之と対戦しTKO勝ちを飾り以後、キックと総合格闘技の両輪で活躍する。

 2002年8月には国立競技場で桜庭和志と対戦しTKO勝利。03年からは総合格闘技イベント「PRIDE」に本格参戦し、06年には吉田秀彦をTKOで破るなど活躍した。

 07年からは米国の格闘技大会「UFC」へ参戦。12年にはK―1にも復帰、さらには14年には石井慧と戦い勝利した。16年には格闘技イベント「RIZIN」の無差別級トーナメントを制覇。今年に入ってからも2月16日に米コネチカット州で行われた格闘技大会「Bellator216」に参戦し判定勝ちを収めていたが、病魔に襲われ引退となった。

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