藤波辰爾、デストロイヤーさん死去受け4月の後楽園ホール大会で10カウントゴングで追悼
スポーツ報知

プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(65)が8日、スポーツ報知の取材に応じ、7日に米国の自宅で88歳で死去した人気プロレスラー「ザ・デストロイヤー」ことリチャード・ベイヤーさんを悼んだ。
訃報に接した藤波は「ショックですね」と絶句した。1971年5月に日本プロレスでデビューした藤波にとって当時、白覆面の魔王の異名で来日していたデストロイヤーさんは雲の上の存在だった。「入門前はテレビで馬場さんとの試合を見ていましたが、日本プロレスに入った時に実際にお会いして、それほど身長は大きくないと感じました。ところが、実際にリングに上がると馬場さんと遜色ないぐらいの大きさがあった。そういった風格とオーラは、すごいものがありました」と振り返った。
最後に会ったのは2013年に米国ニュージャージーで開催された往年のレジェンドレスラーが集まるサイン会などのイベントだった。「ボクもそこに呼ばれて参加して、その時にデストロイヤー、ミル・マスカラス、ジミー・スヌーカーとかも参加して、サイン会ではボクの左隣に座って、彼は日本語が話せましたから、“日本が懐かしいね”とか馬場さんの思い出を会話したことを思い出します」と偲んでいた。
藤波は、日本マット界に多大な功績を残したデストロイヤーさんを偲んで主宰する「ドラディション」の4月26日、東京・後楽園ホール大会で10カウントゴングで追悼する意向を明かしていた。