石井智宏、永田裕志との“ケンカ・マッチ”制しNJC初戦突破「俺と、もう1回やりたかったら鍛え直して来い」
スポーツ報知

◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2019」大会 ▽NEW JAPAN CUP1回戦・時間無制限1本勝負 〇石井智宏(21分34秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)永田裕志●(8日、東京・後楽園ホール、観衆1688人満員)
メインイベントの1回戦で、タッグマッチで挑発合戦を繰り返してきた永田裕志(50)と石井智宏(43)が激突した。
試合内容は、まさにケンカそのもの。チョップ合戦、エルボー合戦に始まり、ハイキックを互いの胸にたたき込み合い、どちらの胸も頬も真っ赤に。満員の場内にはひたすら、ドスッ、バチンという打撃音ばかりが響き続けた。
最後はラリアットで攻め込んだ石井が必殺の垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い、永田を葬ったが、あまりの激闘に2人ともリングにしばらく横たわったままだった。
やっと起き上がった石井はバックステージで、イスにドカッと座り込むと、「あいつ(永田)は50歳か、笑わせるな。言ったろ。自分でジジイとか年寄とか言ってるヤツには負けねえって。体力が低下したから退いてる訳じゃねえ? 50代でIWGPチャンピオン? ふざけんな。そのために何かやったのか、あいつは。何か行動したのか。何もしてねえだろ」とバッサリ。「チャンスなんか待ってても来ねえよ。俺は後輩に道を譲ったりしねえ。そう思ったら終わりだ。気持ちが負けてんだよ。」と続けた。
さらに取材陣をにらみつけると、「永田に言っとけ! 43歳のグリーンボーイからのメッセージだとな。もう1回、俺とやりたかったら鍛え直して来いってよ」と、汗まみれの顔で言い放った。(中村 健吾)