タイチ、本間朋晃下しNJC初戦突破「本間よ。やればできるけど調子に乗りすぎたな」

スポーツ報知
本間朋晃に完勝し、2回戦進出を決めたタイチ

◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2019」大会 ▽NEW JAPAN CUP1回戦・時間無制限1本勝負 〇タイチ(17分54秒 聖帝十字陵)本間朋晃●(8日、東京・後楽園ホール、観衆1688人満員)

 春のシングル・トーナメント戦「NEW JAPAN CUP」(NJC)が開幕。セミファイナルでは、タイチ(38)と本間朋晃(42)が対戦。タイチが本間の必殺技・こけし落としに苦しめられたが、最後は必殺の絞め技「聖帝十字陵」で一蹴。2回戦進出を決めた。

 試合後、ディーバのあべみほとともにバックステージに引き上げてきたタイチは「本間、できんじゃねーかよ。(全日本プロレス時代)同じ釜のメシ食った仲間にここまで追い詰められたよ。でも、やれるなら最初からやれよ」と本間を“ホメ殺し”。続けて、「でも、調子に乗りやがってよ。だから、あんな事故も起きたんだよ」と、本間が中心性頸髄損傷で長期欠場に追い込まれた2017年のリング上の事故をあげつらった。

 その上で「俺の次の相手は誰だよ?」と取材陣に逆質問。13日の岡山大会で石井智宏(43)との2回戦での激突が決まったことを告げられると、石井には全く言及せず。

 「俺には、これがあるからよ」と、黒い袋に入れた先月21日に引退した「鈴木軍」の盟友・飯塚高史の凶器「アイアンフィンガー・フロム・ヘル」を大切そうになでながら引き上げていった。(中村 健吾)

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