女子レーサー密着【オフにつけまい】渡辺優美 空中ヨガで「美しくなーれ」

スポーツ報知
渡辺は大技のスパイダーマンポーズを、難なく決めた

 今回のオフにつけまいは、福岡支部の快速娘・渡辺優美(26)=105期=が登場だ。ホットヨガが趣味だという渡辺が、近年注目度が上がっているアンティグラビティ・フィットネスに挑戦。東京渋谷区のスタジオ・エアリージュ(Aerige)で、リフレッシュした。(ペン、カメラ・角田 晨)

【体幹しっかり】

 アンティグラビティ・フィットネスは、天井からつるされたハンモックを利用して、様々なポーズをとる、ヨガの一つ。渡辺はハンモックを見上げ、「これって、どれくらいの重さまで耐えられるんですか?」と、素朴な疑問を口にする。インストラクターのMinatoさんから、「450キロまで大丈夫です」と教えられ、「思ったよりすごい(笑い)」と口元をほころばせた。

 次々と教えられるポーズを、難なくクリアしていく渡辺。Minatoさんからも「体幹がしっかりしてますね。普通は初めてでできないですよ」とほめられ、はにかんでいた。

 渡辺は1時間程度の体験レッスンを終え、「体がスッキリしました」とリフレッシュした様子。地元・福岡には体験できるスタジオが存在しないが、「またタイミングが合えば、ぜひ訪ねたいと思います」と、笑顔でMinatoさんとあいさつを交わした。

 汗を流した後は、居酒屋さんに移動して、大好物のビールで水分補給しながらのトークタイム。

 ―今回はなぜアンティグラビティ・フィットネスを?

 「日高(逸子)さんの紹介で、休みの日はホットヨガに行くんです。最近そのスタジオで、似たような空中ヨガを受けてみたんです。楽しくて。もっとやりたいと思いました」

【肩の調子戻る】

 ―効果はあった?

 「はい! 今年の夏から肩の調子が良くなかったんです。肩を回すと痛いっていうか。伸ばされたのでかなり良くなりました。でも結構疲れましたね(笑い)」

 ―レーサーになったきかっけは?

 「小学生の時から父親に勧められていて。中学を卒業したら、なるって決めていました。レースも何度か見に行って、かっこいいって思ってましたから」

 ―なんでお父さんは勧めたのか?

 「さあ…(笑い)。もう覚えてないですね。でも、すごく楽しい仕事なんで、感謝しています。負けず嫌いなので、純粋に勝負をすることが楽しいです」

 ―選手同士の交流は?

 「真子(奈津実)さんは家が近いので、よくお酒を飲みに行きます。最近は大のソフトバンクホークスファンの真子さんと一緒に、ヤフオクドームに試合を見に行ったりもします」

 ―ホークスの好きな選手は?

【ソフトバンク中村晃好き】

 「中村晃さんです。理由ですか? なんとなく(笑い)。私、まだまだにわかなんですよ。見るようになったのも今年からで、それまではルールもよく知らなくて。ポジションも分からなかったんですよ」

 ―選手として、現状をどう思っている?

 「全然満足していません! もう旋回から、調整力、メンタル、すべてが足りないです。昨年から今年前半にかけては、事故が多かったりで流れも悪くて…」

 ―目標は?

 「まずはA1級に復帰することです。あと、無事故で走ることも大事ですね。やっぱり事故は怖いですよ。私、やまと学校(現ボートレーサー養成所)時代にけがで卒業が遅れてますし。選手になってからも、意識を失ったことだってあります。もちろん、楽しさの方が大きいですけど。まあ、根性だけは自信があるので、もっともっと頑張ります」

 ◆渡辺 優美(わたなべ・ゆみ) 1992年9月19日生まれの26歳。福岡県出身。福岡支部、105期。09年11月に17歳のときに芦屋でデビュー。11年7月に桐生で初勝利をあげる。16年1月大村での初優勝など、通算16優出3V。G1にも7度の出場経験を持つ。通算獲得賞金は1億1621万1324円。師匠は中渡修作。主な同期は塩田北斗、佐藤翼、磯部誠、塩崎桐加。

 ◇スタジオエアリージュ(Studio Aerige) ニューヨーク発祥のアンティグラビティフィットネスを、日本に普及させるための団体、「日本アンティグラビティ協会」所属のスタジオ。男性も参加可能な体験レッスンを開催中。詳しくは公式HP https://studioaerige.amebaownd.com/で。

 【住所】東京都渋谷区西原3丁目17―15 Sパティオ B1階。

 【電話番号】03―6804―9126

 【問い合わせ】info@studioaerige.com

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