多摩川「G1開設64周年記念 ウェイキーカップ」エンジン分析 すでに力強い57号機気温注意

スポーツ報知

 多摩川の現モーターは、8月4日が初日の節から使用が開始され記念で4節目となる。

 まだはっきりとしたモーター評価を下すのは難しい段階だが、その中でもすでに力強い動きなのは57号機だ。1節目の西村拓也(大阪)から出足は重かったものの伸びは節イチクラスで、続く寺本重宣(東京)がバランス型の仕上がりにし、2号艇から差して優勝。ただ、直前の松尾昂明(福岡)は「気温30度前後ならトップクラスだが、35度になると出足が重かった」と話していた。レース時の気象条件には注意を払いたい。

 以下は混戦だが、2番手を選ぶとしたら65号機になる。唯一の3優出機で、直前の山崎裕司(広島)は抜群の実戦足を見せていた。乗りづらさに不満を漏らしてもいたが、それは山崎の多摩川との相性によるもので大きな問題はないだろう。

 回り足、中間速系統なら33号機が際立っている。ただ、伸びはあまり目立たないため、どちらかというとさばき巧者向きのモーターかもしれない。

 番付表から漏れたモーターで面白そうなのは、バランス型で中堅上位クラスの53号機、出足はやや鈍いが直線系統が軽快な58号機といったところになる。

 一方で、昨年抜群の伸びを見せた優勝機は、事前に目立った動きを見せていない伏兵だった。調整力のある記念クラスが乗ると、一変することもあるのがモーターだ。展示気配には良く注意を払いたい。

(角田 晨)

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