ボートレース桐生「開設62周年記念・G1赤城雷神杯」エンジン分析

スポーツ報知

 8月のG1レディースチャンピオンでは、当時2連対率20%台の11号機が優勝する大番狂わせ。長らく横綱に君臨した61号機は近況、機力、体力の限界を感じつつあり、新進気鋭の56号機が急上昇。モーター番付は激震! 今回はモーター理事長、モーター審議委員による“モーター横綱審議委員会”の模様をお伝えする。(佐々木 伸)

 理事長「赤城雷神杯を前に、モーター横審の定例会を開催します。今回、横綱に推薦するのは56号機。8月の報知杯・お盆レースで松本晶恵がオール2連対、次の松尾拓はオール3連対で2場所連続優勝し、横綱昇進の条件も満たしました。素晴らしい成績です」

 委員長「56号機は力量が抜群。皆さんも横綱昇進に異議はないと思います。問題なのは61号機だ。7優出3Vで実績はあるが、最近は衰えを隠せない。そろそろ引退勧告をしなければならないね」

 理事長「すみません。温水パイプが外され調子を崩し、シャフトに“ケガ”もあるようで…。赤城雷神杯での奮起を促します」

 A委員「ところで、2連対率トップの54号機の様子はどうなんだ?」

 理事長「上々の動きです。7月末に山口裕二が優出3着、その後G1レディースチャンピオン(以下LC)で田口節子が優出5着、お盆開催の土屋智則は最終日の選抜で1着。前操者の白石浩二も直線は節イチでした」

 委員長「安定感は買えるし、事故が少なくて横綱に相応する品格もある。ただ、まだ優勝が一度もないようではね」

 理事長「おっしゃる通りです」

 B委員「山川美由紀がLCで優勝した11号機はいかがですか?」

 理事長「ピストン交換でゲキを飛ばした山川以降も噴いていまして、B1級の寺本昇平、藤井定美がともに選抜1着でした。近況の充実ぶりには目を見張るものがあります」

 委員長「ほかに有望なのは?」

 理事長「LCの宇野弥生、金子賢志、堤昇で3場所連続で優出した12号機、乗り手を選ばない19号機。かつて横綱にも手が届いていた18号機です」

 委員長「さすが理事長、よく稽古を見ている。感心。赤城雷神杯では座布団が舞うことがないよう、番付の上位が盤石の取り組みをしてほしいね」

 理事長「はい。とにかく56号機に注目を。では―、これにてモーター横綱審議委員会を終了します」

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