ボートレース児島「G1児島キングカップ開設66周年記念競走」児島巧者の深谷が覚醒

スポーツ報知
児島との相性のよさを強調する深谷。潜在力爆発のシリーズになるか

 極めて高いレベルで才能を開花させている。今期の適用勝率は、自己最高の7・90を記録。今年は6回の優勝を収めたが、その内訳は1月と5月に浜名湖、3月に芦屋とまるがめ、4月にとこなめ、そして9月の住之江。場所や季節、時間も問わない千両役者ぶりだ。「今年の前半はすごく流れも良かったです。エンジンの引きも良かったし、プロペラの調整もしっかりできてましたね。レース内容的には、取りこぼしてるところもあるので、いつも通りかな」と、謙虚に振り返る。

 早くから華やかな活躍ぶりで、話題に事欠かなかった。ちょうどデビュー6年目にあたる2014年10月、とこなめのダービーで初のSG出場。そしてその翌月、地元・浜名湖であっさりG1優勝を果たしている。もちろん努力なくして、この結果はなしえない。今年30歳の節目を迎え、これまでの努力が揺るぎのない強さとして表れているようにみえる。

 10月23日から開催されるSGボートレースダービー(蒲郡)出場が決定。SG出場は、2016年のオーシャンカップ(鳴門)以来となる。「やっとSGに出られたので…。久々なんで。何も考えず、いつものベストを出せたらいいと思う。(ダービー勝率は)意識してとれるものでもない。もちろん、常に行きたい気持ちはありますけど」と、待ち焦がれた大舞台を前に胸を高鳴らせる。

 その前哨戦となる児島周年でも、優勝候補の一角だ。当地では、昨年3月にV経験もある。「好きなイメージはあります。相性がいいのかはわからないけど、優勝戦に乗ってることが多いので」。勢いそのままに大暴れしてくれるに違いない。

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