ボートレース児島「G1児島キングカップ開設66周年記念競走」シリーズ展望

スポーツ報知
グランプリ出場は安全圏の峰。それでもトライアル2ndの好枠ゲットへ向けては気が抜けない

 V筆頭候補は峰だ。今年は24節を消化して14優出7V。優出確率は脅威の5割超え。この7Vには、8戦7勝の準完全Vを成し遂げた6月の下関周年、2節前の多摩川周年も含まれている。レースのグレード、コース形態、さらには日々の気象状況にも柔軟に対応しているからこその圧倒的な成績。児島では4月の特別タイトルを優勝しており、当地の調整法も当然ながら手の内に入れている。昨年のグランプリは優出3着。初の賞金王を目指し、再加速する。

 白井は現在、賞金ランキング2位。3位の峰をリードしている。地元徳山グランドチャンピオンで涙のSG制覇を果たした。グラチャン以外のSGでも今年は浜名湖クラシック、尼崎オールスターで優出。徹底した減量の効果もあり、大きな舞台でもハイレベルの成績を収めてきた。8月のまるがめメモリアルでの勇み足は痛いが、その直後の多摩川周年で峰に続く優勝戦2着。Fハンデを抱えながらも成績をまとめてくるテクニックはさすがだ。中国地区選手権などで走り慣れた児島で豪快攻めを連発するか。

 2日目ドリームに名を連ねる岡崎が怖い。今年はSG初戦の浜名湖クラシックで優出4着と上々のスタート。その勢いで4月のからつ周年もきっちり優出し、優勝戦は2艇Fの恵まれでG1制覇が転がり込んできた。7月はSGオーシャンカップ、続く平和島周年で準優入り。直前のびわこ周年でも予選突破と近況は好調ムードだ。現在賞金ランキングは7位。グランプリシードが与えられる賞金ベスト6へ向け、ここはVを狙ってくる。

 地元勢では吉田とともに、平尾も4月の住之江周年Vによってグランプリ出場圏にいる。気合駆けは必至だろう。遠征組では直前の桐生周年を制し、全24場制覇の快挙を成し遂げた辻、さらにはまるがめメモリアル準優勝の笠原が侮れない。

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