ボートレース鳴門「G1大渦大賞 開設65周年記念競走」骨折も乗り越え万全の状態で臨む興津

スポーツ報知
記念で結果を出している興津。地元周年で自身3度目のG1Vを狙う

 地元・周年記念に向けて興津が調子を上げてきた。今年はG1で4優出。しかも、7月の平和島・周年記念からはG1で3連続優出中だ。「たまたまですけどね。いいエンジンを引いているのもある」と謙遜したが、記念で結果を出しているのは紛れもない事実だ。2010年12月の鳴門・四国地区選手権以来の地元G1Vに期待が高まる。

 骨折も乗り越えた。今年8月の地元・お盆レースで左手の中指を骨折した。だが、2週間後の多摩川・G1周年記念ではレースに復帰。優出6着の活躍をみせた。「最近の技術はすごいですね。酸素カプセルや、超音波治療で、短期間で復帰することができました」。体調面の不安はなく、万全の状態で大渦大賞に乗り込む。

 9月のびわこ・G1周年記念でも優出。序盤から「上位に近い足。乗り心地もすごくいい」と好感触だった。記念で安定した成績を残しているものの課題もあった。「優出は出来ても、優勝を狙えるまでの足はない。もう一つ上を目指さないとダメなんです」。4日目と、優勝戦の前にリングを交換。上積みにチャレンジしたが、結果は6着だった。

 ただ、課題は明確だ。胸を張って上位と言える足に仕上がれば、おのずと結果はついてくる。鳴門では11月にもG1(ダイヤモンドカップ)が開催される。「流れは悪くない。鳴門もエンジン次第だとは思うけど、(G1が)2個あるから、どっちかは勝ちたい。優勝を狙います」とにやり。どっちかではなく、どっちも勝ってもらおう。(藤原 邦充)

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