高田健一、地元記念で“ラストラン”小松島競輪

スポーツ報知
胴上げされた高田健一

  日本競輪選手会の徳島支部長を務める高田健一(50)=61期・S級2班=が、小松島競輪場で開催中の開設68周年「阿波おどり杯争覇戦」(G3)の第8R終了後、エキシビションレースに登場。

 まな弟子の久米良のまくりに乗って直線抜け出し1着。1988年5月にデビューし、長くS級選手として活躍した高田は6月に全国競輪選手共済会の理事長に就任。今後は現役選手のまま理事長職に専念するため、レースを走らないことが決まっている。

 「日本競輪選手会徳島支部 下克上レース」として、誘導員なしの7車立て、2周回の特別ルールで行われた同レース。小川真太郎―室井健一の先行を、久米―高田―羽田真司(48)=67期=がまくり、高田―羽田が直線抜け出す完璧な内容。羽田も6月末で現役を引退したが、ラストランになるはずだった向日町が大阪北部地震のため開催中止になったこともあり、この舞台でファンに最後の雄姿を見せることができた。

 レース後、久米から花束を受け取った高田は「今までご声援ありがとうございました。今後は違った形で競輪の発展に尽くしたい。徳島の選手をよろしくお願いします」とファンにあいさつし、感極まった。さらに選手仲間に胴上げされ、戦い続けたバンクを後にした。

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