【巨人】田口「甘さ、弱さが出た」山岡と因縁プロ初対決は“痛み分け”6回途中1失点

スポーツ報知
山岡〈13〉(手前)が見つめる中、マウンドで力投する田口(カメラ・馬場 秀則)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス3x―2巨人=延長12回=(2日・京セラドーム大阪)

 負けん気が田口の闘志を燃やした。1点リードの5回1死。T―岡田、大城に連打を浴び一、二塁。後続を二飛、ゴロに抑え、拳を握った。ライバル・山岡との投手戦が、京セラDで繰り広げられた。「少なからず頭にはあったと思う。負けないよう、強い意志を持ってマウンドに立った」。

 13年7月28日。夏の広島大会決勝で、山岡擁する瀬戸内と熱戦を繰り広げた。延長15回引き分け再試合で敗れて甲子園には届かなかった。それから5年、プロの世界で再戦となった。

 田口は今季2勝3敗。防御率は5点台。本来の力を出せず苦戦。だが、この日は5回途中まで安打を許さなかった。6回1死から3連打を浴び同点に追い付かれ降板、5回1/35安打1失点と試合を作ったが「大事な回で点を与えてしまった。甘さ、弱さが出た。反省して次につなげるようにしたい」と反省。防御率も4点台に復帰。ライバル対決は勝敗はつかなかったが、次戦につながる投球だった。

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