【巨人】岡本、東京ドームの看板弾100号狙う

スポーツ報知
松井秀喜

 岡本の次なるターゲットは、長距離砲の勲章だ。東京ドームの「ビッグボードスポンサー賞」。いわゆる「看板弾」は現在99本と、節目の一発にリーチがかかっている。「『財宝』(左中間最深部)はさすがに難しいと思いますけど、セブン―イレブン(左端から3枚目)までなら、条件がそろえばなんとか届くかな、と」。看板弾は17年シーズンは0本、16年はレアード(日本ハム)の1本のみだったが、今季はゲレーロらすでに3本も飛び出すなど増加傾向で、チャンスは十分ある。

 第89代4番としてのデビュー戦となった2日のオリックス戦では、初打席で京セラDの左翼5階席にぶち込んだ。飛距離は、東京Dでの看板弾に相当するであろう、特大の当たりだった。吉村打撃総合コーチが「遠くへ飛ばすためには、(上半身と下半身を)うまく連動してボールに力を伝えることが大切」と解説するように、岡本にはその技術が備わっている。松井秀喜の看板弾デビューはプロ4年目の96年。岡本も今年が4年目で、ゴジラロードをたどるためには避けて通れない道だ。

 今週は本拠地6連戦で楽天、西武を迎え撃つ。過去3度の看板弾を放っている阿部は「ほんの数ミリのズレで飛距離は全然変わる。いかに真芯でとらえるか」と目をギラつかせ、坂本勇も「大きいのを打つためには体の回転が大事になると思います」と意気込む。ゲレーロ、マギー、陽ら“経験者”も虎視たんたん。メモリアル弾で相手を沈め、再浮上のきっかけにする。(尾形 圭亮)

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