【巨人】鍬原、楽天・岸と力勝負「今は真ん中に真っすぐを投げて勝負するつもりで」
スポーツ報知

プロ2戦目 巨人のドラフト1位ルーキー・鍬原(くわはら)拓也投手(22)が4日、プロ2度目の先発となる7日の楽天戦(東京D)で大胆に攻めていく決意を示した。
相手先発は岸。変化球の精度はどれも抜群で、球界屈指の投球術を持つ右腕との投げ合い。ベンチで、打席で一流の技を見るのは貴重な経験になるが、「あのようにビシャビシャに投げられるようになればいいですが、まだまだ自分には絶対無理。今は真ん中に真っすぐを投げて勝負していくくらいのつもりで投げたいです」。細かいことを考えすぎず、思い切り腕を振って楽天打線に立ち向かう。
5月31日のプロ初登板、日本ハム戦(東京D)は5回2安打も、6四死球3失点で黒星を喫した。速球とシンカー、スプリットの緩急は抜群で7奪三振。緊張もあって6四死球を出した点については、「今は全部が勉強。制球力がないのに変にコース、コースに投げようとしてもダメなことが分かりました」と今回は反省を生かして臨むつもりだ。
一流に学ぶ この日はG球場で1軍の先発投手練習に参加。エース菅野とキャッチボールを行った。「力強い真っすぐで勝負する中で課題も見えてくると思いますし、行き詰まることもあると思う。そこでまた新しいステップにいけたらと思います」。日々、成長する金の卵がプロ初勝利に向け、思い切り腕を振る。(片岡 優帆)