【巨人】山口俊、7回10K被安打わずか3も一発に泣く!岡本適時二塁打の1点のみ完敗

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1―4楽天(5日・東京ドーム)
巨人の先発は山口俊。巨人では00年の上原以来18年ぶりとなる6月までに5完投の記録を目指し、マウンドへ。打線は4番一塁に岡本、2番二塁にはルーキー・田中俊。吉川尚は今季初めてスタメンから外れた。
初回から楽天のプロ5年目右腕・古川を攻めた巨人。先頭の陽が142キロのストレートをとらえ、中堅フェンス直撃の二塁打。続く田中俊が四球。坂本勇の右飛でタッチアップの陽が三塁へ。1死一三塁のチャンスで打席に立った巨人89代目4番の岡本は空振り三振。続く亀井も空振り三振に倒れ無得点に終わった。
山口俊は3回2死から四球の走者を置いて楽天の2番・茂木にスプリットの落ち際を捕らえられ、左中間スタンドに飛び込む3号2ランを浴び、先制を許した。
巨人の反撃は5回だった。1死後、2番・田中俊が右前打で出塁も坂本勇が三振に倒れた。
続く岡本の時、田中俊が二盗に成功。岡本は古川の3球目のスライダーをうまくすくい上げ、左翼フェンス直撃の適時二塁打。1点差とすると、続く亀井も左前打で2死一、三塁に。しかし続くマギーが三振に倒れた。
古川の最速149キロのストレートの前に5回8三振と抑えられた巨人打線。6回は2番手・宋の前に無得点も7回、3番手の池田を攻める。
1死後、坂本勇が四球を選ぶと、前打席で適時二塁打の岡本が中前打でつなぐ。1死一、二塁のチャンスに得点圏打率4割超えの亀井は中飛。マギーも二ゴロに倒れた。
7回まで10奪三振、打たれた安打もわずか2本の熱投を見せた山口俊だが、8回、先頭の岡島に四球を与えると、嶋の犠打、代打・渡辺への四球で1死一、二塁とされると、売り出し中の田中に右前への適時打を浴び、追加点を許した。山口俊はここで降板。128球、被安打わずか3の熱投だった。
2番手・池田がマウンドへ。1死一、三塁で先制2ランの茂木を三振に切ってとったが、続く銀次に四球。満塁で今江を迎えると、三番手は谷岡。初球がワイルドピッチとなり、三塁走者が生還。さらに1点を奪われた。今江に四球でまたも満塁。ペゲーロは三振も、この回1安打で2点を奪われ、勝負は決した。
楽天の古川は5回1失点の好投でプロ初勝利を飾った。