【巨人】岡本、チーム初の4番デビュー全3戦マルチ

スポーツ報知
5回2死二塁、岡本が左越えに適時打を放つ(カメラ・生澤 英里香)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1―4楽天(5日・東京ドーム)

 体勢は崩されても、打球は左翼フェンスまで一直線に伸びていった。2点ビハインドの5回2死二塁。第89代4番の岡本がカウント1―1から古川のフォークを振り抜き、左翼フェンス直撃の適時打を放った。「体勢を崩されましたが、何とか芯でとらえることができました」。本拠地・東京Dでは初の4番で出場した試合で、さっそく結果を残した。

 7回には1死一塁から中前安打で好機を演出。得点にはつながらなかったが、これで4番に座ってから3試合連続で2安打をマークしている。3日のオリックス戦(京セラD)では走塁の判断ミスもあったが、打撃で汚名返上の一打。「初回(1死一、三塁)のチャンスで打てなかったので何とか食らいつこうと思った」と、若き主砲がガムシャラさを前面に出し、1点をもぎ取った。

 試合前には第48代4番で前監督の原辰徳氏からもエールを受けるなど、周囲の期待は高まるばかりだ。それでも「しっかりと自分のスイングをするだけです」と話す背番号25。チームは3連敗と苦しい状況が続くが、若き4番のバットが次こそ勝利へ導いてくれるはずだ。(後藤 亮太)

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