【巨人】山口俊、3安打力投も8回途中4失点
スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1―4楽天(5日・東京ドーム)
流れを引き寄せるため、山口俊は力を振り絞った。1―2の7回2死、ウィーラーに対しこの日最速152キロを計測。最後は低めのフォークで空振り三振に仕留めた。これで10個目、自身3試合連続2ケタ奪三振。続投した8回に2失点して黒星がつき「終盤の失点は痛い。8回は何とか踏ん張らないと」と自分を責めたが、8回途中まで128球3安打の力投だった。
チームが2カード連続負け越しで迎えた一戦。本拠地6連戦の初戦で「いい流れを持ってこられるような投球をしたい」と強い気持ちで臨んだ。3回に先頭・嶋への四球から茂木に左中間への先制2ランを浴びたが、4回から7回まで打者12人パーフェクト。味方打線がつながりを欠く中、終盤まで接戦に持ち込んだ。
今季リーグ2位の74奪三振も、4失点で黒星がつき4勝5敗。由伸監督は「粘ったと思うけど(失点は)どちらも四球から。もったいない」と指摘した。(片岡 優帆)