【巨人】内海、7回2失点 チームのサヨナラ勝ちに我を忘れる「恥ずかしかったですね」

スポーツ報知
7回2失点の力投を見せた内海

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人3x―2西武(10日・東京ドーム)

 内海は一球一球に思いを込めた。「粘り強く投げられた。一人一人勝負していくことを考えた」。1か月ぶりの白星はお預けとなったが、今季自己最長の7回102球を投げ、7安打2失点。勝利への執念を見せた。

 前回登板した3日のオリックス戦(京セラD)。6回途中に足をつるアクシデントに見舞われた。この日は試合途中に斎藤投手総合コーチから状態を聞かれると「大丈夫です」と答え、マウンドに立ち続けた。

 3、4回に点を許したが7回まで踏ん張り、西武打線を波に乗せなかった。ベンチに下がってもナインたちを鼓舞し、9回にサヨナラを決めた時は喜びを爆発。「(自分の姿を映像で見て)恥ずかしかったですね。でも、うれしかったです」と笑みを見せた。

 昨季は思うような成績を残すことができず、今季はキャンプからファームスタート。やっとつかんだ1軍の舞台。1試合が勝負ということは内海自身が理解している。「この舞台(1軍)で投げられることがうれしい。いつまでもいたいと思える場所。いただいた一回一回のチャンスをモノにできるように準備したい」。逆襲に燃える36歳。次こそ2勝目をつかみ取る。(玉寄 穂波)

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